山﨑賢人「僕のほうが天国に」が切なすぎ…『グッド・ドクター』虐待父に怒りの声

周産期心筋症の妊婦とリンパ管腫の胎児――命の選択に、患者に寄り添う湊が出した答えは

2018/08/17 14:00



■母体と胎児…命の選択の難しさ

山崎賢人,森岡龍
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

理香の夫・悟(森岡龍)が理香を見守る病室を訪れた湊は、悟と話しているうちに、母体の命だけを選択した場合、理香が受ける悲しみが兄を亡くした自分の気持ちと同じであることに気づく。

「残されたほうは、とても悲しみます」と悟の気持ちがわかると伝えながらも、目を覚ました理香が赤ちゃんを失ったことを知れば「心にぽっかり穴が開いたまま、ずっとずっと痛いままです」と話し、「僕は二人とも助けたいです」「今、理香さんをお母さんにしてあげられるのは、悟さんだけです」と語りかける。

母体を優先する医療現場の原則以前に、妻の命を大事に考える夫に共感しつつも、「母親は生まれてくる前でも、最優先に子供を守りたい」という想いも理解できるだけに、その命の選択の難しさに考えさせられる人が少なくなかった。


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■湊のセリフがつらすぎ

兄の死の経緯を航に告げられた湊が、司賀に真実を確認したシーン、

「ダメです! どんな状況でもあきらめずに、お兄ちゃんを先に助けるべきでした。僕じゃなくてお兄ちゃんを助けたほうが、みんな幸せでした。僕のほうが天国に行くべきでした!」


このセリフは本当につらく切なかった。


山崎賢人,上野樹里
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

湊がショックを受けて現れないことを心配し、理香の願いも叶えたいと考えた夏美は、湊を呼び出して「あの日、生かされたあなただからこそ、今できることがあるんじゃないの?」と諭す。

医師として成長しつつある湊は、その言葉をきっかけに立ち直り、高山の期待にも応えて見事に難易度の高い手術を乗り切って、理香と赤ちゃん・愛実の命を救う。

終盤「どうして天国に行かなかったのか、わかりました」と司賀に告げ、「僕は立派なお医者さんになって、お兄ちゃんの分も子供をみんな大人にします」と言う湊――過去のつらい真実を乗り越えられた姿に安堵する人が大量発生。おにぎりを食べる湊に、ほっこりできた。


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■司賀のフラグに…

山崎賢人,柄本明
(画像提供:(C)フジテレビ『グッド・ドクター』

理事長の東郷美智(中村ゆり)が副院長・猪口隆之介(板尾創路)の勧めに従い、小児外科を潰す方向への決断をする中、湊の親代わりのような存在の司賀がステージ4の胃ガンで、肝臓や肺にも転移していることがわかる。


このポジションに“あるある”な展開というだけじゃなく、湊が「ずっと見守ってください」と司賀に言ったところで、なんとなく死亡フラグを感じてしまった人たちもいて、TLには「やっぱりそうなのか…」と嘆く声が多く寄せられた。

司賀の存在は小児外科を守っていると共に、湊にとっての精神的支柱でもあるだけに、その病状の推移は物語に大きな影響を与えそう。また、公式サイトの第7話ストーリーを見ると、先輩レジデント・中島仁(浅香航大)の湊へのやっかみが、いよいよ表に出てくる気配も…。中盤に入っても気の抜けない展開が続くだけに、次回も必見だ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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