長野県の新名物! 桃とネクタリンから生まれたフルーツ「ワッサー」が激ウマ
ちょっと変わった名前だが、味はバツグンだ。
スイカにメロン、ブドウ、梨、桃…夏はさまざまなフルーツが美味しくなる季節だ。暑い日に、よく冷えた甘い実にかぶりつき、したたる甘い果汁を味わうのは、夏の醍醐味ともいえる。
そんな夏のフルーツの中でも、最近の新顔として注目を集めているのが、「ワッサー」。一見ふざけた名前にも外国産フルーツにも思えるが、れっきとした日本生まれの新フルーツなのだ。
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■「ワッサー」って何?
ワッサーが誕生したのは、長野県須坂市。白桃とネクタリンが混ざって植えられていた果樹園で、偶然の産物として発見されたという。1990年に品種登録されたが、桃のような甘さと香りがあり、ネクタリンのように酸味もあって食感はやや硬め。
でもジューシーで日持ちもするという、いいとこ取りのフルーツだ。桃の表面には産毛が生えていて、ネクタリンはつるっとしているが、ワッサーは桃ほどではないが産毛も見られる。
なお、この一風変わった名前は、果樹園を営んでいた中村渡さんの幼少時のあだ名に由来するという。
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■クイーンとキングがある
ワッサーには、トランプのように「キング」と「クイーン」がある。
ワッサーキングは、サイズが大きく見た目もかなり桃に近い。軽井沢のスーパーで店員さんに聞いたところ、「桃に近い甘さがありますよ」とのこと。ただ、5つ入って1箱1,000円前後とお値段もなかなか。
一方のワッサークイーンは、一回りから二回りくらい小さく、ネクタリンに近い見た目。5つ入って300円前後とリーズナブルだ。
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■新フルーツをいざ実食!
買ってきたワッサーを切ってみると、果肉は黄色みが強くたしかにネクタリンに近い(表面に産毛が生えているところが違うくらい)。
食べると、ちょっと硬い…のにでも甘い。熟れていない桃は硬くて食べられたものではないが、歯ごたえがあるのに甘くてジューシー。硬めの桃やプラムなどが好きな人にはぴったりかもしれない。
旬は8月までだそうで、もし地元のスーパーや青果店などで見つけたら、もしくは長野県に旅行した際は、ぜひトライしてみてほしい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)