言ってることと本音が違いすぎる 腹黒い人が考えていることとは
自分のことを「腹黒い」と自覚している人のタイプに納得。
感じよく振る舞ったり、誠実な人に見えたりしても、実際は自己中心的なことを考えて行動している「腹黒い人」。他人から指摘されることもあれば、全くその本音がバレていない人もいるだろう。
しらべぇ編集部では、全国の20～60代の男女1,357名を対象に「自分のことを腹黒い人間だと思う」人の割合を調査した。
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■腹黒を自覚するのは…
「自分のことを腹黒い人間だと思う」と回答したのは、全体で31.5%。それなりの割合の人が、「腹黒」な自覚があるらしい。
また、男女別では男性30.4％に対して、女性は32.5％と2ポイントほど上回る。女性のほうが「上辺だけは…」となることが多そうだが、あまり男女差はないようだ。
しかし、性別・年代別では
20代・30代女性が高水準。また、中間管理職世代ともいえる40代男性も高めで、「腹黒いくらいじゃないと、世渡りできない」要素がありそう。また、「自分のことを腹黒い人間だと思う」人の特徴別データを見てみると、
「勝負下着を持っている」「匂いフェチだ」「ダメな異性が好きだ」「ひと夏の恋の経験がある」といった、恋愛系属性のものが上位で目立つ。
恋には「駆け引き」や「手練手管」といった、相手の気を惹くためにさまざまな策を弄することもあるので、自分のことを「腹黒いなあ」と感じやすいのかも。
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■つい計算高い行動を…
実際に「自分のことを腹黒い人間だと思う」という人に、話を聞いた。
「自分で言うのもなんですけど、色白だし清楚なタイプのルックスなので、人生だいぶ見た目で得しています。仲のいい女友達は私の本当の性格をよく知っているので、『本当にあんたは、見た目だけは白いけど、中は真っ黒』と。（笑）
実際はかなり負けず嫌いで頑固なところがあって、自分の思い通りにしたい性格なので、見た目通りの人格を装うことで人をコントロールしているところがあると思います。さすがに人を陥れるようなことは、後が怖いからしないですけど。
ただ気づくと計算高い言動をしている自分に、ちょっと嫌気がさすこともあって、裏表のない素直な性格の人が羨ましくなることもありますね」（30代・女性）
「腹黒いのをあんまり隠してないんで、周りからも『出た！ 腹黒発言』とか、『なんか悪いこと考えてるの、顔に出ちゃってますよ！』とか、イジられています。本気で表に出さなかったら、さすがに性格悪すぎるでしょ。
でも男同士だと、そういうのを『あいつは策士だ』と、好んでくれる人もいるんですよねぇ。まぁそういう人も大概、腹黒いんですが。（笑）
この年齢になると難しい交渉の最前線に立つことも多いですし、部下など人を動かす必要もある中で、本音と建前を使い分ける必要もあるし、腹黒いところのひとつもないと、物事進められないですから必要悪ですよ」（40代・男性）
腹黒さを自覚しながら、裏表のない人に憧れたり、表に出すことでバランスをとったりする面があるのは、本当は誰にでもあるような「毒」の部分をきちんと意識しているだけなのかも。
（取材・文／しらべぇ編集部・Sirabee編集部）
対象：全国20代～60代男女1,357名 （有効回答数)
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