渡辺大知が演じる『恋のツキ』ふうくん像「ワコが好きになった男だから」
「つき合って4年、同棲して3年目」の彼氏・ふうくんを演じる渡辺大知から見たワコ
徳永えりが演じる31歳の主人公・平ワコが、アラサー女子の赤裸々な欲望と恋愛観を描いていることで話題の『恋のツキ』(テレビ東京)が、今夜第5話を迎える。
ワコの同棲中の彼・ふうくんこと青井ふうた役を演じるのは、4人組ロックバンド・黒猫チェルシーのボーカルとしても活躍する渡辺大知だ。
役者・渡辺大知に演じる役・ふうくんについて、またふうくんとしてのワコへの想いを聞いた。
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■愛すべきキャラにしたい
渡辺が演じるふうくんは、靴下を脱ぎっぱなしにするなどズボラな一面があって、その言動にも賛否両論があるキャラ。ドラマの序盤のふうくんは、上の空のような話し方をしていたが、渡辺は一つひとつの言葉に向き合うように、確かめるように話す。
「結構、自分勝手でマイペースなところがあって、片付け下手だし全体的にだらしない――でも、仕事はまじめに取り組んでいるし、社交的だし、一途で浮気できるタイプじゃないんです。だから独占欲も強いし、ワコが自分から離れることはないって決めつけてる。
そういう自分よがりの部分はあるけど、ワコが好きになった男だから、単にだらしない、イヤな感じにならないように。愛すべきキャラにしたいと思いながら、演じています」
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■男性の“あるある”詰め込んだふうくん
ワコの浮気を疑い始めてから、ふうくんは変化を見せ、ワコときちんと向き合おうとする。
「男性なら共感できるところが多いというか、女性に甘えがちで、守っているつもりでも結局は守られている部分とか、男がカッコつけられるのは女性のおかげとか――ふうくんは男性の“あるある”を詰め込んで、デフォルメしたキャラの面もあると思うんですよ。
僕自身がまじめに思っていることを言うと、一緒に生活する上で上下みたいなものがない、フラットで平等に言い合える、甘え合える関係がいいのかなあ…と。ワコとふうくんは、歯車が噛み合わない中で知らず知らずのうちに、上下ができてしまった面がありますよね」