小2男児がプールの底で意識不明 目を離した教師に「責めきれない」と同情の声も
福島県内の小学校で、プールの授業中に小2男児が意識不明になる事故が発生。目を離した教師に同情の声も。
23日午前10時45分頃、福島県二本松市内の小学校で体育の授業中、小学2年の男児(7)がプールの底に沈んでいるのが見つかった。児童はすぐ病院に搬送され、意識が戻っていないものの、命に別条はないという。
■バタ足で泳ぐ練習中…
授業には2年生57人が参加し、25メートルプールでビート板につかまってバタ足で泳ぐ練習をしていた。プール内の5メートル、20メートル地点に教諭2人が立ち、安全確認を行っていたという。
男児は20メートル地点を通過するまでは無事だったが、近くにいた教諭1人が一時目を離してプールサイドに上がった際、水深約80センチのゴール付近で男児が沈んでいるのを他の児童が発見。
男児の身長は約1メートル20センチあり、泳ぎは得意だったとのこと。現在、事故原因を調べている。
関連記事:中学教諭が長時間労働で過労死 教師の労働環境や部活のあり方に疑問の声相次ぐ
■「完璧に目を離さないなんて無理」
何ともやりきれないこの事故に、ネットでは「教師2人では無理」「増員すべき」と体制そのものを責める声が多い。
・そもそも教師2人で57人を見切るのは無理があるんじゃ…
・意識不明の男の子はかわいそうだけど、教師を責めることはできない
・完璧に目を離さないなんて無理。小学2年なんてすごい活発な時期じゃん。そもそも体制に無理があったんだよ
・とくにプールは普通の体育の授業と違って、命の危険が伴う。さすがに増員すべき
関連記事:よみうりランドプールで20代女性を盗撮 逮捕の男の執念に「気持ち悪い」の声
■「そもそもプールの授業必要?」と疑問も
一方で、プールの授業自体に「そもそも必要?」「やる意味ある?」と、疑問を投げかける声も。
・こういう問題が続けば、やがてプールの授業もなくなっていくだろう
・そもそもプールの授業って必要なの? やたら仮病で休んでる人がいるイメージだけど
・命の危険をさらしてまでやる意味あるのか
・プールの維持費ってすごいよね? 清掃に水の出し入れに、感染症のリスクとか…
「過労」や「人員不足」といった、労働環境の問題を指摘されることが多い学校教諭。生徒の命を守るためにも、より早急な対応が求められる。
・合わせて読みたい→熱中症で死亡の小1男児に「担任は殺人罪にすべき」と怒り 過激な批判に同情も
(文/しらべぇ編集部・東水 壮太)