早大セクハラ騒動、別教授の「口止め」認める ネットの怪文書も話題に
水谷八也氏、市川真人氏は口止めをしたのか? 説明責任を果たす必要がある。
■元ゼミ生が語るトンデモ体験談
--人の心の痛みが想像できないエピソードとは?
「僕は生まれつきアトピー性皮膚炎で、肌が赤くなったり、荒れたりしやすいんです。今はかなり良くなっていますが、ゼミ生時代は結構赤くて…
それである日、水谷先生に『どうせならアトピーを題材にした作品を書いたら? 繊細すぎて肌が汚くなって差別を受けてる人の話』と、笑いながら言われたことがあります。その頃、自分は真剣に悩んでいたし、笑いながら『題材にしたら?』と言うことでは確実になかった」
--水谷氏は、あなたがアトピーで悩んでいたことを知っていた?
「それはわかりません。アトピーがコンプレックスだと明確に伝えたことはないですから。でも、人の容姿について否定的な発言すること自体が、そもそも適切ではないと思います。
本当にショックで、その日は普通に家に帰って泣いたんです。でも、当時は学内ハラスメントに対する認知度も高まってなかったし、学生が訴えてどうにかなるものでもなかったので、我慢するしかありませんでした」
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■泣き寝入りするしかなかったあの頃
--正直、今だとかなりの問題発言だと思います。
「でも、本人はどうせ覚えてないんですよ。人の気持ちがわからない人は、自覚なく人を傷つける。だから後で問題になっても『記憶にない』『そういう意図はなかった』と言う。言い逃れに聞こえるけど、本人的には言い逃れてるつもりはないんだと思います。なぜなら、そもそも傷つけた自覚がないんだから。
今回の件は、ゼミの卒業生として事実であってほしくない案件です。でも、事実だったとしても、僕は正直納得ですね」