泣いてもなにも解決しない? 涙もろい人から「すっきりする」との反論も
世の中は、泣くことを良しとしない風潮だが…。
悲しいことやつらいことがあれば、涙が出るのは自然なこと。しかし世間は、泣くことに対して肯定的でない場合が多いのも事実だろう。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,498名に「涙について」の調査を実施。
「泣いても解決はしないと思うほうだ」と答えた人は全体で63.8%と、半数を超える高い結果になったのだ。
画像をもっと見る
■周囲に気を遣わせるだけ
性年代別でも、年代や性別で大きな差は見られない。
若い女性は涙を武器にできると言われるが、むしろ20代女性は7割近くと高い割合になっているのも印象的だ。
「私は仕事で嫌なことがあって落ち込んでも、涙が出るまではいかない。会社によく泣く同僚がいるけど、気持ちが理解できなくて…。
周囲にも気を遣わせるから、あまりプラスになる行動ではない気がする」(20代・女性)
関連記事:和田アキ子が番組で被災地へお見舞いコメント その内容に「最低」「なめんな」と批判殺到
■私が泣いても誰も…
自分が不幸だと思っている人は、7割以上が泣いても解決しないと考えている。
この中には前向きではなく、ネガティブな意味が含まれている人も。
「私が泣こうが笑おうが、他人にとってはどうでもいいこと。誰も、気に留めてなんてくれないもん」(20代・女性)
関連記事:坂上忍、吉澤ひとみ容疑者に気遣い 歯切れ悪い司会ぶりに「公開処刑」と非難も
■泣くとすっきりする
涙もろい体質の人は、会社で苦労している。
「泣いても解決しないのはわかっているけど、すぐに涙が出てきてコントロールできない。『泣きそう』と思ったときにはトイレに行くなどして隠す努力もしているけど、腫れた目でバレバレだし。
汗かきみたいに、『そういう体質の人だ』と思って流してくれると嬉しいんだけど…」(20代・女性)
泣いても解決はしないが、気持ちが楽になるとの意見も。
「泣いても解決にはならないけど、すっきりする。いつまでも胸の中に溜め込んでおくよりも、感情を一気に吐き出して気持ちを切り替えるほうがいいと思う」(20代・女性)
泣いてすっきりすれば、解決策が見つかるかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,498名(有効回答数)