デジタル時代なのに… ブラインドタッチできない人が多数派の現実
社会人には、必要不可欠なスキルではなかったのか…。
キーボードを見ないで文字を打つことは「ブラインドタッチ」と呼ばれ、パソコンなしで仕事ができない現代では重要なスキルといえる。しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,477名に「パソコンの操作について」の調査を実施。
「手元を見ずにパソコンのキーボードが打てる」と答えた人は、全体で31.8%。社会がデジタル化していることを考えると、少ない割合だといえるだろう。
■上司世代の男性はタイピングが苦手
男性では50代以上から、割合が少なくなっている。
現役で働いている人たちならば、それなりの立場にいる人も多い世代。パソコンを使う機会も多いはずなのに、ブラインドタッチができないのは意外である。
「パソコンがなかった時代を生きてきた人間だから、ずっと苦手意識を持ったまま必要に迫られて仕方なく触っている感じ。頻繁に手元を見るし、タイピングスピードも遅い。
指の使い方もめちゃくちゃだけど、なんとか仕事をこなしているからもうこれでいい」(50代・男性)
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■パソコンを使う人でも完璧にはできていない
タイピングスピードに自信がある人でも、あまり使わない文字は手元を見るという。
「頻繁に使う文字は打てるけど、『P』や『Q』などあまり使わないのはつい手元を見てしまう。場所はわかっているけど、自然に指がいかない。ただあまり使うものでもないので、今のままでもそれなりにスピードが早いほうだと思う」(30代・男性)
予測変換機能は近年、大きな進化をしている。
「最近は最後まで言葉を打たずに、予測変換に頼り切っている。『こんなことしていたら、ちゃんとタイピングできなくなりそう』と思うけど、便利で早いから…」(40代・女性)
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■実践を積めば自然にできるとの声も
スマホの普及により、若い世代では家にパソコンがない人も多い。タイピングに慣れていない新入社員も今後は増えるだろう。ただ業務をしているうちに、慣れていくとの声も。
「就職する前にタイピングサイトで練習して、そこで下地ができた感じ。その後にスピードがついてきたのは、仕事で大量のメール返信を続けてから。やっぱり、実践が一番実力がつくんだと痛感している」(30代・女性)
仕事内容によって、タイピングの重要度は変わる。
「事務職なので、とにかく入力が多い。私のような仕事の場合には、ブラインドタッチができたほうがいい。
外回りが基本でそれに伴う雑務でパソコンを使うような人は、手元を見て打てるくらいでいけると思う。うちの会社には、人差し指でポチポチしている営業の人がいるくらいだから」(20代・女性)
仕事でパソコンを使っている人でも、完璧なブラインドタッチができる人は少ない。入力の速さよりも、それ以外のスキルのほうが重要なのだろう。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,477名(有効回答数)