父親の車にはねられ2歳児が死亡 「痛ましい」「未然に防げた事故」と悲しみの声
自宅の駐車場から車を出すときの事故だった。
兵庫県高砂市で、2歳の男児が父親の運転する乗用車にはねられ死亡した。インターネット上では、亡くなった男児と父親に対する同情の声が相次いでいる。
■自宅の駐車場から車を出す際に
報道によると、事故が起こったのは14日午前9時半ごろ。会社員の父親(35)は家族4人で外出するために自宅駐車場から車を発進。
その際に、自宅前の私道で長男をはねたとのことだ。男児は頭などを強く打ち、病院に搬送されたが間もなく死亡した。
父親は警察の調べに対し、「車庫から車を出そうとハンドルを切ったときに何かにぶつかり、車の外に出ると長男が倒れていた」と話しているという。
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■事故を嘆くコメントが相次ぐ
今回の報道を受け、『Yahoo! ニュース』や女性向け匿名掲示板『ガールズちゃんねる』では、事故を嘆くコメントが寄せられている。
「痛ましい。そういうことになるとも思わないし、出かける支度をしていてちょっと目を離したそのときだったかと思うと、お父さんはすごく動揺して後悔している気がする」
「子供はもちろんかわいそうだけど、お父さんも身内の方々もこの先、生きていくのが辛いだろうな。ご冥福をお祈りします」
「こういうニュースは痛ましく本当につらいな。ひかれた息子さんは決して恨んでなんかいないでしょうし、悔やんでも悔やみきれないでしょう。お父さんはあまり自分を責め過ぎず、周りの方も責めないであげてほしい」
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■「未然に防ぐことができた」との声も
男児と父親に対する同情の声があがる一方、「防げた事故だったのではないか」といった旨のコメントも見られる。
「何度も何度も繰り返し同じことばかり。自転車に子供を乗せるのも含めて、親が注意できることはたくさんある。子供の命を守りたいのは何も親だけではないのです。周囲の人間も同じです」
「2歳の幼児が車に当たってしまう状況にあったことが信じられない。ご本人、ご遺族の方がかわいそうではあるが、未然防止が可能ではなかったのかと思う」
「いろいろ批判されている方はいますが、駐車場の状況だったり、子供の数だったり色々な要素があるから私には批判はできない」
親が運転する車にひかれ、子供が亡くなる事故がたびたび報じられている。それにもかかわらず、同様のことが起こることに違和感を抱く人も多いようだ。
しかし、その場の状況も様々。再び同じことが繰り返されないよう願うばかりではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)