西川ヘレン、更年期障害を乗り越え3人の親を多重介護! 視聴者「なんだ神か」
『梅沢富美男のズバッと聞きます!』に、西川ヘレンが出演。壮絶な人生を赤裸々に語った。
17日放送の『梅沢富美男のズバッと聞きます!』(フジテレビ・関西テレビ系)に、タレントの西川ヘレンが出演。その壮絶な人生を赤裸々に語った。
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■更年期障害と多重介護のダブルパンチ
漫才師・西川きよしの妻として知られ、講演会にも引っ張りだこのヘレン。ユーモアたっぷりの軽妙な語り口で愛されているが、その人生は決して順風満帆ではなかった。
ヘレンが40歳の頃、義父がうつ病と診断されたことを皮切りに、実母と義母が続けざまに要介護状態となってしまう。同居していた3人の親たちを同時に介護する、いわゆる「多重介護」生活が始まった。
相手が1人であっても過酷な重労働となる介護を、3人同時にこなさなければならなくなったヘレン。これだけでも十分に想像を絶する事態であるが、状況はさらに悪化してしまう。ヘレンが更年期障害を発症したのだ。
まっすぐ歩くことすらままならない、狭い空間で呼吸が苦しくなる、飛行機に乗れないなどの重い症状に悩まされ、あるときは激しい動悸で真夜中に声が出せず、死をも覚悟したという。
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■「先はあると言いたい」
自身も重度の不調を抱えながら、3人もの高齢者を介護する生活は続いた。ヘレンの心理状態はどんどん追い詰められていき、庭で皿を割り続けて気を紛らわす、無心で故郷・京都へ車を走らせるなどの奇行に走ったこともあったそう。
そんなヘレンは「このままでは自分も親も共倒れになってしまう」と危機感を抱く。好きなお香を焚いたり生け花に没頭するなど、どうにか精神の安定を図りながら、約20年間にもわたって介護をやり遂げた。
「更年期障害も、いつかは自分の体から抜けていく。今、更年期(障害)をお持ちの方がいらしたら『先はありますよ』と声を大にして言いたい」と笑顔でカメラに語るヘレン。その瞳は慈愛に満ちていた。