日本でも続発する卑劣な犯行 「デートレイプ・ドラッグ」という性犯罪の危険性

海外のみならず、日本の報道番組でも耳にすることが多くなった「デートレイプ」「デートレイプドラッグ」 他人事ではありません

2018/10/21 15:30


■2003年、スーパーフリー事件

さかのぼること2003年。早稲田大学の元公認サークル「スーパーフリー」が常習的に集団強姦(輪姦)をおこなっていた、という卑劣な事件が明らかになった。

彼らは、アルコール度数90度以上の度数の強いお酒を炭酸水などと混ぜて飲ませて酩酊させて乱暴する、という手口だった。


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■フロリダ発祥のメッセージ

昨年ころ、アメリカ・フロリダ州にあるレストランの女子トイレに貼られていたポスターが話題になった。

<日本語訳>

「あなたがデートサイトで会った相手は、プロフィールに書いてあった情報と違いますか? 身の危険を感じたり、ちょっと違和感を覚えたりしますか? 私たちがお助けします。バーカウンターで『Angel Shot(天使のショット)』を注文してください。


NEAT(ストレート) :バーテンダーがあなたを車までエスコートします。


WITH ICE(氷と一緒に):バーテンダーが車を呼びます。


WITH LIME(ライムと一緒に):バーテンダーが警察を呼びます」


地元紙が取り上げてから他の飲食店でも同じ内容を提示し、「全てのレストランが、女性用トイレにこのポスターを貼るべき 」とフェイスブックやTwitterで拡散された。


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■身近な危機から自衛を

日本でもSNSやアプリが普及している現代、誰かと知り合うことも手軽で気軽だ。海外のみならず日本でも、女性は自衛を強いられている。自分の身を守るためにできる、せめてもの対策をするしかない。

デートレイプ・ドラッグを用いた事件があるという事実、そして「前後不覚の相手を押し倒すのは準強制性交等罪(5年以上の有期懲役に処せられる)」という認識が広まり、社会全体の防犯意識を高める必要があるだろう。

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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳

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