松本人志、安田純平氏解放に苦言 「喜ばしいことだがジャーナリズムならなんでも通る」
「芸人も突き詰めればジャーナリズムだが怒られる」とジャーナリストが許されがちな空気にも言及。
■カタールのテロ支援疑惑
さらに三浦氏は、カタール政府が3億円以上の身代金を支払ったとされる情報に対して語る。
「この情報はかなり確度が高い。カタールはこれまで様々な人質に身代金を払ってきた。もちろん、親切心だけではない。カタール自身がシリアでアサド政権と戦っているテロリスト組織であったり、反政府勢力だったりする人たちに援助をしている。
テロ組織ではあるものの、反アサド勢力。カタールとしては彼らを支援したい。しかしテロ組織なので、そのまま資金を与えられないから、捕虜解放のお金として払う方針を取っているのではないかと見られている。
これはテロの資金源となる。捕虜ビジネスとなってしまっていて、道を歩いている欧米ジャーナリストやカトリックの修道女を捕まえればお金になる。そうした状況をカタールが下支えしているのではと、国際メディアから指摘されている」
カタールが人質の身代金を積極的に支払うのは、アサド政権が政権に反発する反政府勢力を弾圧し、各地で衝突が拡大し、テロ組織も入り交じる泥沼化したシリア内戦が背景にあるようだ。
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■安田氏が掴んだ情報はどんなものなのか
山里亮太が「安田純平さんが持ち帰ってきた情報で、シリアの内戦が収まることはあるのか」と質問し、三浦氏が答える。
「そのような情報はもっていないと思われます。イドリブから出ていないですし、彼らの勢力の内情を知ると言っても、実際にはテロ資金ネットワークとか色んなことを知りたいなどがある。安田さんは本来は後藤健二さんの取材を目的にしていた。それは必要なこと」
また、武田鉄矢は、「この手の人はいないと困る種類の人と思う。現地の悲惨さを語ってほしいと思う」とコメントした。