大流行中で妊婦への感染が危険な風疹 国民民主党はすべての議員・職員にワクチン接種へ
免疫を持たない人が増えており、妊婦が感染すると胎児にも大きな影響がある風疹だが…。
■全党接種に至った背景とは
玉木氏の定例会見後、異例なことに風疹を警鐘する議員たちがマイクを握った。一人は国民運動局長を務めている大西健介・衆院議員だ。
「男性の患者が80%を占めている。30代から50代、集団接種が行われなかった時期の皆さんが抗体をお持ちでないということでありますので、ぜひ我が党として積極的に取り組んで、そのことを通じて国民の皆さんに予防接種を働きかけていきたいと思っております。
ちなみに我が党は、玉木代表を先頭に若い議員が多い政党でありますが、現在でもまだ子育て中あるいは小さなお子さんをお持ちの議員がたくさんおられます。
関健一郎議員が7月に第4子がお生まれになったということで、今回この集団予防接種については関議員からご提案があり、国民運動局において行うことになりました」
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■議員の母親がアドバイス
関議員の提言は、母親からのアドバイスがきっかけだったという。
「私はちょうど『30歳から50歳の男性』に入る40歳なのですが、7月に4人目の子供が生まれました。妻が妊婦の間というのはとくに風疹の感染はリスクが高いものになるので、気を使ってはいました。
今、感染が増えているという中で、じつは私の母親が会館に助けに来てくれているのですが、こういう『風疹の予防接種を打ちなさい』というメモを置いていきました。
こういうのがきっかけで政党の運動にもなり、周りに妊婦の方がいる男性を中心として、1人でも多くの方が予防接種に動いていただければ、という思いから申し上げて、実現していただいた次第です。
メディアの皆さんにおかれましても、1人でも多くの方が『行かなきゃな』と思っていただけるような形で報道していただけると幸いです」
子宮頸がんワクチンの副作用についての誤解から、ワクチン接種をためらう人が増えてしまったが、都や国も警鐘を鳴らし始めたので、風疹ワクチンは打っておいたほうがよさそうだ。ちなみに、記者は会見後の翌々日に混合ワクチンを接種した。
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(取材・文/France10・及川健二)