ビートたけし、911テロ救って死亡した青年に衝撃発言　「笑えない」「胸クソ悪い」

5日放送の『世界まる見え！テレビ特捜部』（日本テレビ系）にビートたけしが出演。「9.11テロ」で多くの人を救った男性についての発言が物議を醸している。

 

■「赤いバンダナの男」に称賛の声

番組では、9.11テロで多くの人々を救った24歳の青年「赤いバンダナの男」を紹介。

青年は、当時勤務していた世界貿易センターでテロが起こった際、火災で逃げ遅れた10人以上を救助。航空機が直撃した78階以上の生還者18人のうち、10人は青年が助けたという。その後、青年はビルの崩壊に巻き込まれて死亡した。

救助された人たちは「あのとき彼が声をかけてくれなかったら…」「彼には感謝しかありません」と青年に感謝を述べる。VTR明け、くりぃむしちゅー・上田晋也も「自分の危険を顧みずにそんなことできない」と称賛した。

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■「余計なことしなきゃ」と毒舌

しかし、たけしは「18人が残って、あの人が何かやらなかったら、18人より助かったって言ったら怒られるかな？」と発言。

思わず、所ジョージも「ん？」と反応するが、「あの人が余計なことしなきゃもっと助かった。こっちこっちって言うからみんな迷っちゃった」と続け、締まらないと思ったのか「なんてこと言うんだ！　所、恥ずかしくないのか！」とピコピコハンマーで頭を叩いて笑いを誘った。

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■「最悪な発言」「テレビで言うことではない」

発言を受け、ネット上ではたけしへの批判が相次いだ。自ら逃げられたにも関わらず、取り残された人を助けるために何度もビルに戻った青年の行為をバカにしているとの声があがった。

また、一部ではあるものの「あんまり美談にし過ぎる風潮もどうかなと」とたけしに共感する声もみられた。

歯に衣着せぬ発言が許されている稀有な存在のたけし。しかし、死を顧みず勇敢に立ち向かった青年の話だけに、たけし節も許されなかったようだ。

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（文／しらべぇ編集部・鳩麦エスプレッソ）