「タイ語で注文して」で話題のタイ料理店 謎のコンセプトには合理的な理由があった
10月に名古屋でオープンしたタイ料理店「ガゥガゥガイ」。仕掛け人を現地で直撃。
■本格的な辛さと味付け
旅行や出張などで外国料理を現地で食べた人は、日本の店を訪れたとき「日本人に合わせてマイルドにしないでくれ…」と思うときもあるだろう。
タイ語で注文するレストランに期待したいのは、「現地に近い味で食べられるかどうか」だが、まさに期待通りの辛さ。辛い味付けで知られるイサーン地方よりは、バンコクのタイ料理店に近いかもしれないが、タイ好きを裏切らないおいしさだ。
ラープは蒸したもち米(カオニャオ)と食べるのがセオリー。タイ米の香ばしい香りが、香辛料が効いたラープとよく合う。
関連記事:人気グラドル・RaMu 異色の新作にファン困惑!? 「男色ディーノさんと試合してみたい」
■「日本語スタッフ」溝口さんに聞いた
注文はタイ語だがメニューは日本語で書かれており、券売機もあるので注文に迷うことはない。それでも、お店には「日本語スタッフ」とシールを貼った男性がいたので、話を聞いてみた。
もともと近所でラーメン店などを経営している溝口さんが、この店をプロデュースしたという。「料理はいちばん身近な旅行」と考えて、できるだけ現地の雰囲気や味付けを再現しようとしたのが、このガゥガゥガイ。
タイに住んだ経験はないが、ひょんなことからお店の物件と2人の料理人と出会い、プロデュースを担当。日本語ができる接客スタッフなどを雇わないことで、メニューの値段を下げると同時にスタッフの給料も上げることができるという。
名古屋という土地柄、自動車メーカー関連でタイ駐在や出張経験がある客も多く、「タイ語で注文」はむしろ小さな旅行として楽しまれているようだ。
【ガゥガゥガイ(99鶏)】
住所:名古屋市名東区上社2-68(東山線本郷駅徒歩5分)
・合わせて読みたい→ヨーロッパ版『日清やきそば』5種食べくらべ 「牛すきやき味」の圧倒的ウマさに感動
(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)