高校生の妊娠、望まぬ退学を防げ 福岡の中学校で専門家による性教育の授業を開始
福岡県教育委員会は今年度、中学生を対象に医師ら専門家による性教育の派遣授業をはじめた
■今年度は約70校に実施
授業を受けた13歳の女子生徒は、「性感染症になると子供ができない体になることもある。友人に相談されたら、正しい情報を伝えられるようになりたい」と感想を抱いている。
専門家は「早い時期に始めることは意義深い」と話し、希望校を募っている。今年度は約70校に実施し、2020年度まで行う予定だ。
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■「自然なことだから」「教える必要がある」
この取り組みにネットでは、「知識が増えると逆に性に目覚める子もいるのでは」と心配する声も少なからず見られる。しかし多くが「必要だと思う」と意見している。
「必要だと思うよ。 保健体育の授業じゃ本当に重要なことを教えてない気がするもん 」
「性教育先進国の海外は、性病にかかったらどうなるか写真を見せて学ばせる国もある。それくらいしていいと思う」
「学生の身分で妊娠したらどうなるのか、その後の生活や社会的立場がどう変わるかとか、現実的に教える必要があると思う」
「好きな人と一緒にいたい付き合いたいとクリアしていくと次に行動していくのは自然な事だからね。 そういうことをしっかりと教育するのはいい事だと思う」
ネットや雑誌で性の情報は転がっている。間違った知識のままでは、相手(や自分)の体を傷つけ、望まぬ妊娠が増えていくだけだ。何が正しい情報なのか知ることは男女ともに必要なことだろう。
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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)