「死んじまえ」ディズニーのパワハラ訴訟 夢の国の裏側に「夢もクソもない」
東京ディズニーランドで着ぐるみを被ってショーに出演していた女性2人が、運営会社のオリエンタルランドを提訴。
■「働く人を大切にしてほしい」
休むことさえゆるされない過酷な業務実態、上司からのパワハラなど「夢の国」とは思えない数々のエピソードに、ネット上では「やりがい搾取」「ブラックすぎる」と怒りの声が寄せられた。
東京ディズニーリゾートを利用したことがある人からすれば、いつも笑顔で接してくれるキャストや、ハイテンションで迎えてくれるキャラクターたちの裏でこのようなことがあったとしたら「ショック」と思うだろう。
「ディズニーが好きだからこそディズニーには働く人達を大切にして欲しい」
「ディズニーランドのパワハラのやつ夢もクソもないなって感じでただひたすらに胸糞悪い、ディズニーが好きでゲストの笑顔が見たくて働いてたのに本当に気の毒」
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■「夢を守る」に疑問も
一方で「夢の国で勤務してたのだから、裁判とかやめて欲しい」「着ぐるみの中の人とか夢壊すような事言わないで」との声も寄せられている。
原告の女性2人も、夢を守るために裁判を起こすことを躊躇したというが、悪口が飛び交い、いじめが相次ぐ職場に耐えられず辞めていく同僚を見ていて訴訟に踏み切ったとのこと。耐えるだけでは何も変わらない職場を変えたいという気持ちがあったようだ。
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■職場でパワハラに遭っている人は…
しらべぇ編集部が全国20〜60代の有職者の男女251名を対象に「職場でのパワハラ」について調査したところ、およそ6人に1人が「現在、職場で『パワハラ』を受けていると感じる」と回答している。
「改善を望みたい」「夢を壊さないでほしい」とさまざまな声があがった今回の訴訟。来場客だけでなく、そこで働く人も笑顔になれる環境であってほしいが…。
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(文/しらべぇ編集部・鳩麦エスプレッソ)
対象:全国20代~60代の有職者の男女計251名