松本零士先生、『銀河鉄道999』の終着駅はまだ見えず 「描いたら人生が終わりそう」

『銀河鉄道 999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー』記者発表会に松本零士先生と島崎譲先生が登場。作品、そして列車について熱く語った。

松本零士先生、島崎譲先生

20日、『銀河鉄道 999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー』記者発表会が西武鉄道「銀河鉄道 999 デザイン電車」内で行なわれ、原作者・松本零士先生と作画・島崎譲先生が登場。

鉄道、そして作品への思いを熱く語った。

 

■終着駅は未だ見えず

未だに現役で作品を描き続けている松本先生は、来年1月で81歳。

松本零士先生

「北九州から汽車に乗って、24時間かけて上京してきたから今の自分がいるんです。線路の上を走る車両が大好きなんですよ。15歳、高校1年生の時に連載を始めて、18歳で上京して、今に至っている。80歳っていうのがピンとこなくて…終着駅は見えてこない」と話す。

 

■『どの列車に乗るか』で運命は変わる

さらに「ガンフロンティアから始まった物語が999であり、ヤマトであり、エメラルドであり、ハーロック。1つの物語として自分では描いている」と明かし、「終着駅を描くと(自分の)人生が終わりそうなんで、まだ描きたくない」とニヤリ。

松本零士先生

鉄道・線路にこだわる理由として、「人は『生きる』ために生まれてくる。『死ぬ』ために生まれてくる生命はない。命は、列車に乗って走る人生そのものであり、『どの列車に乗るか』で運命は変わる」…そう熱く語る松本先生。

だからこそ、電車も飛行機も窓側をキープし、移動中も寝ることなく窓の外を見つめてしまうんだ、と笑う。

 

■小池都知事のメーテルは…

松本零士先生

今でも大泉学園に住んでいるという松本先生は、西武線を「生まれ故郷ではないけれど、ふるさと。自分の大切な路線なんです」と表現し、そんな路線でラッピング電車が走り、イベントが開けることをとても楽しいと喜ぶ。

ラッピング電車

『銀河鉄道999』といえば、今年のハロウィンに小池都知事がメーテルのコスプレをして話題になったばかり。

これについて問われると、松本先生は「作品は見ていただくために描いているので、コスプレもやっていただけるのは嬉しい。小池都知事とは新年会・忘年会で何度もお会いしているので、昔からのお知り合いなんです。あの格好をしていただけて嬉しかった」と微笑んだ。

・合わせて読みたい→永遠の別れに備えて読みたい「銀河鉄道の夜」【芥川奈於の「いまさら文学」】

(取材・文/しらべぇ編集部・たつき あつこ

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