サッカーチーム監督が試合後に小学生2人の頭蹴る 「奪われた未来」に怒りの声
沖縄県内のサッカーチームの監督が少年2人の後頭部を蹴るという事件が発生。傷害容疑で那覇区検へ送検された。
サッカーチームの監督が、所属する少年2人の頭を蹴ってけがを負わせるという事件が発生。ネットでは、この監督の「指導」に怒りの声が湧いている。
■「一生懸命やらないと…」
男は9月下旬ごろ、沖縄本島南部の小学校グラウンドで練習試合後、少年2人の後頭部を蹴った。その結果2人は、頭部や頸部に打撲や挫傷などのけがを負うことになった。
このとき、試合の点差に対するペナルティー運動中で、2人がまじめにやっていなかったとされている。
男は取材に対し「(少年2人に)一生懸命やらないと仲間から信頼されないということを伝えたかった」と話したうえで、「2人がサッカーができなくなったことは残念で、きっかけをつくってしまい申し訳ない」と語ったとのこと。
事件を受け、少年2人はチームを辞めることとなった。チームは活動を自粛していたが、別の保護者や子供からの要望を受け、男性が監督を続投する形でこのほど活動を再開することに。
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■今後サッカーはやらない
また、少年の1人は今後サッカーはやらず、もう1人はサッカーはやりたいが小学校ではやらないとしているそうだ。現在も頭部に痛みがあって通院したり、男性を怖がったりしている状況だという。
男は、日本サッカー協会のライセンスを持つ指導者であることから、県サッカー協会は再発防止で男性に注意勧告を行った。2人の保護者は、治療代などを求め民事訴訟を起こす考えで、「反省し二度とこういうことを起こしてほしくない」と訴えたとのこと。
一方、男性に監督続投を求めた保護者は、体罰は許されないとしつつも「子供たちの監督への信頼も強いものがある」と話しているようだ。