書籍を読むならどっち? 紙の本が圧勝も若い世代に広がりつつある電子書籍の波

何かと便利な「電子書籍」だが、「紙の本」もまだまだ現役であることが判明

2018/12/02 10:00

電子書籍か紙の書籍か
(paylessimages/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

インターネットの普及により、若者の活字離れや出版不況といった、紙の書籍の現状を嘆く厳しい報道を目にする機会が多い。

また、米アマゾンより月額980円で書籍が読み放題の『Kindle Unlimited』がリリースされ、以降ますます電子書籍の便利さが注目されている。一方で、「本を読むなら絶対、紙だ」と、あえて紙の書籍を利用している人も少なくないだろう。


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■8割が「紙の書籍」を支持

しらべぇ編集部は、全国20〜60代男女1,537名を対象に、「紙の本派・電子書籍派」の割合を調査した。その結果、全体の83.9%が、書籍を読むなら「紙の本」だと回答。

電子書籍か紙の書籍か

なお、男性81.5%、女性86.3%と、やや女性の割合が高い傾向も。「紙の本は無くなってしまうのではないか」と叫ばれているが、実際はその逆で読者は紙の本を支持していることが判明した。


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■若い世代では電子書籍が浸透しつつある

少数派の電子書籍派だが、どのような人が利用しているのだろうか。男女・年代別に見てみると…

電子書籍か紙の書籍か

すべての世代で、女性よりも男性に「電子書籍派」が多いことが判明。もっとも割合が高かったのは、20代男性で30.6%と平均に倍の差をつける結果に。一方で、歳を重ねるごとに、その割合は減少し、60代女性で5.1%と「紙の本派」が9割を占める結果となった。

電子書籍は、一般的にインターネットで書籍を購入する必要がある。わざわざ電子書籍の利用方法を覚えるよりも、書店に立ち寄って慣れ親しんだ「紙の書籍」を購入し、読むことのほうが年配の人は落ち着くのだろう。


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■「必要に応じて使い分ける」「家が狭いので」

ネット上には、「紙派・電子書籍派」について様々な意見が飛び交っていた。

「ページをめくるドキドキが好きだし、本棚に並んでる感じも好き。古本の匂いとかもいいね。やっぱり紙じゃないと読んでる気にならない」


「モニターは目が疲れるからやっぱ紙かな?それに読みたい本が電子化されていなことが多い」


「電子書籍派になりました。自分が死んだ時に残ってる人に迷惑かかるな…って」


「家が狭いので電子派。どこでも読めるし持ち運びが便利になった」


「外では電子書籍、家では紙の本。それぞれに良さがあるから必要に応じて使い分けている」


電子書籍に便利さを感じてはいるものの、電子化されていない書籍もまだまだ多いようだ。また、紙の本にある特有の質感や重みが落ち着くといった感覚的な意見も多く見受けられた。

「紙の書籍・電子書籍」それぞれにメリットがあり、甲乙つけ難い問題である。これから先、それぞれの良さを活かし合い、共存できる社会が続くことを願っている。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年10月19日~2018年10月22日
対象:全国20代~60代で男女1,537名(有効回答数)

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