飲食店で「マズかったからタダにしろ」 客の悪質クレーム「カスハラ」が酷すぎる
『スッキリ』でカスタマーハラスメント・カスハラについて特集。驚きの実態に加藤浩次も思わず怒りを露わにした。
店員に対する常識を超えた暴言や悪質なクレーム、土下座の強要などの迷惑行為が増加。厚生労働省はカスタマーハラスメント「カスハラ」と名付け、対策に動き出している。
19日放送『スッキリ』(日本テレビ系)では「カスハラ」について調査。あまりにも悪質な実態が明かされ、視聴者に驚きを与えている。
■カスハラとは?
商品やサービスに不手際があり、消費者が提供者側にクレームをいれるのは正当な行為だが、「カスハラ」はその範疇を超えた「言いがかり」に近い行為だ。
番組によると、SNSでの拡散をほのめかし謝罪を強要する「SNS型」、クレームを入れた後「謝罪に心がこもっていない」と難癖をつける「繰り返し型」、不満のある店員に対して暴言をぶつける「暴言型」など、悪質なクレームが存在するという。
関連記事:「蟹で顔殴る」モンスタークレーマーの実態 「絶対痛い」「食べ物で遊ぶな」などの声
■驚くべき「カスハラ」の実態
番組では「カスハラ」の実態を紹介。飲食店では料理を食べ終えた客が「不味かったからタダにしろ」と主張。閉店前のスーパーの惣菜コーナーでは「俺がいるだろ、今から作れ」と理不尽な要求をぶつけてくる。
さらにホテルのチェックアウト時、時間をオーバーした客に「次から気を付けてください」と注意すると「時計がずれている」と反論を繰り返すなど、信じられない実態が明かされた。
こういった迷惑行為に遭遇したことがあるか、『UAゼンセン』の調査によると73.8%・22,440件が「ある」、26.2%・7,956件が「ない」と回答しており、カスハラが蔓延していることが判明している。