老害を感じるのは激しい押し付け？ 「職場の老害」に苦しむ30代が多い理由
女性専用匿名掲示板「ガールズちゃんねる」では、「老害」について、様々な意見が寄せられている。
■「批判的な人」「押し付けてくる人」
寄せられたコメントでは、相手（若い人）の意見を聞かず、自分の価値観を「押し付けてくる人」という意見が、もっとも多く見られた。
「『私は正しい』が基準にあって、若い世代に真向から批判的。正論を押し付けてくる人」
「自分が生きてきた時代や環境の中での常識でしか物事を図れない人」
「『自分達が若いときはこうだった』の常識から変えられない人。今2019年ですけど？ って言いたくなる」
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■「年を重ねた、というだけの権力」
また昨年、問題に挙がった「日大タックル事件」や、暴力事件もうやむや・もみ消し疑惑などで話題になった相撲協会、流行語大賞にノミネートまでされた「奈良判定」でお馴染みのボクシング連盟の山根前会長の存在などを例に挙げる人も多い。
「去年、世間を騒がせたスポーツ界のドンみたいな人たちは間違いなく老害でしょ。特になにもしていないのにやりたい放題している高齢者。持ち上げる周りもダメだけど」
「確かに過去に実績を残している人ってのはすごいけどさ、それを振りかざすようになったら、老害っていうんじゃないの？ 昔以上に聞き上手にならなきゃ」
「『自分はこうやって築き上げた』の教えはありがたく頂戴するけど、それは今の時代と違うから。俺、私の時代は…だけを言われてもね…」
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■老害に悩む人の割合は？
しらべぇ編集部が「老害」について調査した結果、会社に老害がいて、やめてほしいと思っている人は各世代で2割から3割いることがわかった。
若手とベテランの板挟みになりやすい30代の割合が高い。部下（後輩）、上の世代ともに、会話を避けられないことが原因なのかもしれない。ベテランから若い世代に、若い世代から上の世代に、お互いに言いたいことはあるだろうし、お互いに修正すべきことはあるだろう。
お互いに歩み寄るためには「これだから、若いもんは」「これだから、年寄りは」という色眼鏡を外して、まず「話を聞いてみる」ことなのだろうが…わかっちゃいるけど、高いハードルなのだろうか。
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（文／しらべぇ編集部・長谷川 瞳）
対象：全国20代～60代の会社員480名（有効回答数）
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