自分は聞き上手と思っている人は半数近く しかしその実態は「思い込んでる」だけ?
黙って人の話を聞くのは、なかなか難しい。
■「聞き上手」と勝手に思っているだけの場合も
年代が上がるほど聞き上手と思っている人が増えるものの、下の世代からは不満の声もある。
「同じ部署の先輩は、自分のことを『聞き上手』だと思っているらしい。だけどその先輩は人の話を聞いて、上から目線でアドバイスするだけ。
人の話を聞くことよりも、アドバイスする自分に酔っている感じ。それで後輩たちに慕われていると勘違いしているから、それもまた面倒」(20代・女性)
話を聞いてもらうはずが、自慢話になることも…。
「上司の『俺すごい』って話は、もう聞き飽きた。こちらのことを聞いてきても、だんだんと自分語りにすり替わっていくテクニックは確かにすごいけど。
それで聞き上手でいると思っているとしたら、もっと客観的に自分を見てほしいと思う」(20代・男性)
関連記事:『ヒルナンデス』平愛梨の出で立ちに視聴者騒然 「主婦向けの番組なのに…」
■おもしろい話ができなくても話を聞けば…
おもしろい話ができなくても、話をちゃんと聞くだけで相手は満足してくれる。
「今の彼女と初めてデートしたときに、緊張してうまく話ができなかった。おもしろいことでも言ってアピールしたかったのに、彼女の話をただ聞くことしかできずに落ち込んでしまい…。
しかし家に帰ると彼女から『今日はいっぱい話ができて楽しかった。また、遊びに行こうね』とメッセージがきてびっくり。僕はなにもできていないと思っていたけれど、話を聞いているだけなのがよかったみたい」(20代・男性)
人は思っている以上に、自分の話をするもの。お互いが意識して少しでも聞き役になれば、会話が円滑になりそうだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,537名(有効回答数)