30代既婚男性の4割が経験あり? 過去にセクハラをしたことがある人の割合が判明
何気ない会話や行動が「セクハラ」になってしまうことも…
卑劣なセクハラ事件が後を絶たないが、セクハラの基準は難しい。「今日の服似合っているね」「少し痩せましたか?」など、何気なく発した一言がセクハラになってしまうこともある。
そのため、過去に「あれは、セクハラだったかもしれない」と思う行動を取ったことがある人もいるはず。
■約2割が過去にセクハラ加害者?
しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,664名を対象に調査を実施。その結果、全体の24.6%が「過去に『今思うと、セクハラだったな』と感じる行動をしたことがある」と回答した。
なお、男性26.3%に対して女性22.9%と、やや男性に多い傾向が見受けられた。
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■高齢層に目立つセクハラ未遂の割合
さらに、この割合を男女・年代別に見てみると…
もっとも割合が高いのは、60代男性で33.9%。50代男性が33.5%と僅差で続き、それぞれ、同世代の女性の割合を大きく上回っている。
一方で、もっとも低いのは20代で男女共に2割を下回った。また、20〜40代では女性の割合が男性を上回っていることも特徴的である。
日本に「セクシュアル・ハラスメント」という概念が浸透したのは、男女雇用機会均等法が大幅に改正された1999年以降。
それ以前は、セクハラという言葉もガイドラインも設けられていなかったため、日常の中にセクハラまがいの言動・行動が起こっていたことが考えられる。50代以降は法が制定される狭間の世代だったため、割合が高いのだろう。
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■30代既婚者に目立つセクハラ未遂
この、「今思うと、『セクハラだったな』と感じる行動をしたことがある」と回答した割合を既婚・未婚別に振り分けると興味深いことが判明した。まず男性陣の割合を見ていくと…
40代を除く、すべての世代で既婚者の割合が上回っている。
通常経験率は年齢を重ねる度に増えていくものだが、30代既婚者では46.7%と突出しており、気がかりな数値である。一方、女性陣の回答を覗いてみると…
もっとも高いのは、20代既婚者で31.1%。40代既婚者と50代未婚者が同率で30.6%と続く。 20〜40代では既婚者の割合が、50代以降では未婚者の割合が高いことが特徴的だ。また、男女共に若い世代の既婚者に目立つ結果となった。
「結婚しないの?」「恋人いないの?」といった恋愛に関する発言もセクハラに該当することもある。既婚者は自分が結婚していることもあり、何気なくそういった言葉を投げかけてしまいがちなのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1664名(有効回答数)