国民の6割が「警察官の仕事は危険」と回答 一方で会社員・学生からは意外な視線も
危険と隣り合わせであるはずの警察官。
子供の憧れの職業として長年上位に君臨する警察官。刑事物のアニメやドラマも多く、颯爽と犯人を検挙し事件を解決する姿に心を奪われたことが一度はあるだろう。
一方で、危険と隣り合わせの職業でもある。凶悪犯と対峙しなければならない事件も多く、時には市民を守るため身を呈し殉職してしまうことも。昨年では、警察官が交番で襲われる事件が多発し、衝撃を覚えた人も少なくないだろう。
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■6割が危険を感じている
しらべえ編集部は、全国20〜60代の男女1,664名を対象に調査を実施。その結果、全体の65.6%が「警察官は危険な仕事だと思う」と回答した。
なお、男性60.7%に対して、女性70.5%と男女で異なる認識があることが明らかに。
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■女性は警官の仕事に不安?
さらにこの調査結果を男女・年代別に振り分けると…
警察官の仕事を危険視する傾向がもっとも高かったのは、50代で女性76.5%、男性においても71.2%を叩き出した。
すべての世代において女性の割合が上回っており、30〜60代は7割を超えている。一方で、男性陣は20〜40代が5割台に留まっていることも特徴的だ。
また、男女共に年代が上がるに連れて割合が増え、高齢層が警察官の仕事に危険を感じている様子が伺える。
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■未既婚で異なる警官への印象
では、どのような人たちが、警察官の仕事を危険視しているのだろうか。様々な角度から分析していこう。まずは未既婚別に分析すると…
すべての世代で既婚者の割合が上回っていることが判明した。 家庭を築くと大切な存在が増える。ニュースで報道される、悲惨な事件を見るたび「もし家族が警察官だったら…」と想像してしまうということだろうか。
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■学生層は認識が甘い?
さらに、職業別に見ていくとイメージが大きく異なることが判明した。
パート・アルバイト、専業主婦(夫)層の7割が「警察官の仕事は危険だ」と回答。なお、警察官と同じ立場である公務員からも、69.5%とやや高めだ。
一方で、会社員、経営者・会社役員と行った、サラリーマン層からは、警察官の仕事に対して危険だと感じていない傾向も見て取れる。
もっとも、気がかりなのは学生層で36.8%と、ずば抜けて低い。今後、多くのことを学び、日本を支える存在。就職のため業界研究や職業研究をする機会が多いだろう。
しかし、この認識のまま警察官になってしまったら少々不安になる数値である。そもそも、警察官に憧れる学生が少なく職務内容への理解が薄いということなのだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1664名(有効回答数)