ワニやサメと…世界で起きた「アニマル衝撃事件20選」
海外で実際に起きた、動物にまつわる事件をご紹介。
■愛犬を救うためワニに突進した85歳女性
巨大なワニが生息することで知られるアメリカのフロリダ州。滅多に人間を襲うことはないと言われているなか、またひとり犠牲者が出た。それが85歳のとても勇敢な女性であったことを、『WPTV-TV』『WFLX-TV』など地元メディアが続々と伝えている。
■池のほとりで愛犬と散歩
フロリダ州セントルーシー郡のフォートピースという町で現地の20日、池から突然姿を現したワニが女性を水に引きずり込み、死亡させるという悲劇が起きた。
亡くなったのは85歳の女性で、警察はそれ以上の情報を明らかにしていない。女性は池のほとりを小型の愛犬と散歩中で、犬の命は奇跡的に助かったという。
■愛犬を守ろうと…
ワニが犬を襲ったため、女性は果敢にもワニに飛びかかった。するとワニは犬を解放したものの、女性は池に引きずり込まれて死亡した。
フロリダ州魚類野生生物保存委員会(略称FWC)によると、女性を襲ったワニは体長3メートル、体重は317.5キロもあったという。
■6人がかりでやっと捕獲
ワニを捕獲してピックアップトラックの後ろに積んだ後、FWCの職員であるロバート・リリーさんがメディアの取材に応じ、「罠を仕掛けてみたが、なかなか浮上してこなかった。6人がかりの大変な格闘となった」などと話した。
そこはスパニッシュ・レイク・フェアウェイズという、高齢者のために開発されたリタイアメント・コミュニティだという。
■ワニが人を襲うことは滅多にない
セントルーシー郡保安官事務所は女性の死因を調べるとともに、ワニが現れる危険性が高まっているとして地域住民に注意喚起を行っている。
スパニッシュ・レイク・フェアウェイズの住民は恐怖で身震いしているが、FWCは「ワニは通常人間を攻撃することはない。過去10年間で医療処置を必要とした咬傷の被害はわずか8件です」と説明している。