TRF SAMが健康エクササイズ開発秘話を語る 「医者になれなかった劣等感あった」
『梅沢富美男のズバッと聞きます!』に、ダンサーのSAM(TRF)が出演した。
6日放送の『梅沢富美男のズバッと聞きます!』(フジテレビ・関西テレビ系)に、ダンサーのSAM(TRF)が出演。高齢者向けのダンスエクササイズ開発秘話を語った。
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■医師になれなかったSAM
SAMの実家が代々医者の家系であることはよく知られている。総合病院を経営していた亡き実父はもちろん、「兄弟も親戚も全員医者なんです。医者じゃないのは僕だけ」なのだそう。
そんな家庭環境にあって、SAMも当然のように医師となるべく育てられた。しかし、医療関係の学校へ進むも、当時の不良仲間の影響でディスコへ入り浸るように。
そこでディスコミュージックやダンスに魅了されたSAM。それから地道に実力を磨き、J-POP界屈指のトップダンサーにまで上り詰めたのは周知の通りだ。
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■得意分野で劣等感を克服
SAMの従兄弟に当たるという岩槻南病院の丸山泰幸院長は、とあるダンスイベントに訪れた際、客席で楽しそうに踊る高齢者たちの姿に衝撃を受けたという。
「これは絶対リハビリに向いている」と確信した丸山氏は、SAMに協力を仰ぐことを決意。医者になれなかったことに劣等感を抱えていたSAMも、「自分の得意分野を医療に役立てる」チャンスだと捉えた。
「ダンスで世の中の役に立ちたい。高齢化社会ですし、おじいちゃんおばあちゃんを元気にしたい」
SAMはその一念で、丸山氏や帝京大学ともタッグを組み、高齢者に負担をかけすぎずに健康を維持できるダンスエクササイズを開発したのである。
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■ダンスを実践
そうして生まれた「ダレデモダンスエクササイズ」は、以下の3項目からなる。1つは、認知症予防効果が期待できるという「簡単ジグザグステップ」だ。
脳科学の専門家によれば、ステップを覚える作業に加え、足裏を刺激することで脳が活性化するという。それが認知症予防につながるのだそう。
そして、肩こり改善が期待できる「取りに行ってエクササイズ」、転倒予防につながるという「足タッチ」が紹介された。興味のある人は、SAMの著書などで詳細をチェックしてほしい。