蹴り上げ虐待から保護された犬の姿に安堵の声 飼い主は今でも「早く返して」
散歩中の犬を蹴り上げる虐待動画が拡散し、翌日には保護された犬。今でも飼い主から「返せ」との連絡がくるという。
■「もう大丈夫だよ」
10日、「紫友会関西支部」が管理しているインスタグラムを更新。保護した女性は「苦しくて悲しくて」と動画を見た時の心情と「もう大丈夫だよ」と呼びかけるように綴っている。続けて、写真とともに「ゼロから始める」との意味で『零(レイ)』と名付けたことを報告した。
https://www.instagram.com/p/BtrpsvYh2nR/?hl=ja
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■30万円を超える協力金も
17日に更新したインスタには、30万円を超える協力金があったことも明かし、感謝の言葉を綴っている。
また、現在のレイの写真も公開し、安心してウトウトとしているような表情には、「穏やかな顔」「レイちゃんに安らかな環境を与えていただいてありがとう」とこれまでの経緯を知り、見守ってきた人達も安堵したようなコメントを寄せている。
https://www.instagram.com/p/Bt-IxIWBo-7/
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■「早く返して」毎日メールや電話
しかし、「しつけだった」と虐待を否定し続けている飼い主からは、今でも毎日のように「とにかく早く返してほしい」と電話やメールがあることが報じられた。
「紫友会」代表の女性は「今あの飼い主に返したら、今度はこの子が殺される」と話しているそうだが、ネットでは現在のレイの表情へのコメントと飼い主への怒りの声で溢れている。
「暴力をしつけっていってる奴に返すわけないだろ!返しちゃいけない。老犬にしつけなんて…むごすぎる」
「あんなことしておいて、返して欲しいという言葉が返してはいけない証明」
「今、すごくいい表情してる。このおだやかな顔を奪わないで」
虐待により、重度の膀胱炎、尿路感染、股関節炎症、脾臓の腫瘍など多くの病気を併発していたというレイ。せめて余生は愛情に満ちた中でのびのびと過ごしてほしいと切に願う。
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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)