立憲民主党、参院比例区にテレビコメンテーターでお馴染みの落合洋司弁護士を擁立
ネットトラブルなどに強い弁護士として知られ、テレビ出演も多い落合洋司弁護士が、立憲民主党から参院選出馬を表明。
26日、立憲民主党の福山哲郎幹事長は定例会見を開き、来る参院選の比例候補者として、テレビのコメンテーターとしておなじみの落合洋司弁護士を擁立すると発表した。
■元検事で共謀罪にも反対
福山氏は落合氏について、「元検事、そして今は弁護士として活動をされておられる。共謀罪では反対の論陣をメディア等でしっかり主張される姿を拝見をしておりました」と紹介。
落合氏は、東京地検や千葉地検などで検事を歴任し、2000年に検察庁を退官。2017年に無所属で出馬し惜敗した衆院選(広島4区)に続いて、2度目の国政挑戦となる。
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■「寛容で温かい社会」めざす
挨拶に立った落合氏は「目指しているのは、寛容で温かい社会。そういった考え方については、終始まったく変わっていない。そういう社会を築いていきたい」と語る。さらに、
「法律家として30年やってきて、最近だと刑事司法の問題でもいろいろもの申したりとかして、これに関心が高い。経済でいえば中間層が痩せ細っていて、かなり厳しい状況に置かれていて、余裕がなくなっている。
そういう状況を打破するためには、中間層をより手厚く、様々な恩恵を与えていくことが必要だと考えています。そして、LGBT、同性婚、選択的夫婦別姓など、個人が個人としてより自由で尊厳ある生活をしていく社会を築いていきたい」
とビジョンを述べた。立憲民主党が比例区で擁立を表明した著名候補は落合氏が初めてで、どれだけ票をとるかが注目される。
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(取材・文/France10・及川健二)