自民党・二階幹事長が安倍首相の「4選支持」表明 老獪・狡猾さがあらためて露見
金融担当大臣を務めた亀井静香氏も、「自民党をとりまとめられる唯一の人間が今では二階俊博だ」と高く評価する。
■「調整型の貴重な政治家」との評
かつて、筆者は政権のご意見番である亀井静香元金融相にインタビューしたとき、二階評を聞いたことがある。以下、亀井氏の言葉だ。
「今の自民党には利害調整ができたり、党内の空気に敏感で、策を立てて動いたり、温情を以て部下に接する人間がいなくなっちゃったね。調整型がいない。
俺が政調会長の頃だったら、野中広務や梶山静六という権謀術数に長けた人間がいた。そこをいくと、老獪だの狡猾だの言われるけど、自民党をとりまとめられる唯一の人間が今では二階俊博だ。二階を引き上げたのは野中だしね」
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■支持には絶妙の
今年は選挙イヤー。統一地方選挙と参院選がある。亥年の選挙は自民党に不利だと言うが選出の記者は否定する。
「参院選まで、4ヶ月しかないのに、32ある1人区で野党統一候補が決まったのは沖縄県だけ。統一地方選挙でも、県議レベルだと立憲民主党も国民民主党も十分に候補者が立てられていない。明らかに準備が遅れている。
このままでは、前回の総選挙のように、敵失で自民党・公明党が勝利する可能性が高い。そうすると、安倍首相の4選の声は当然、高まってくるでしょう。それを察知して、真っ先に『4選支持』を絶妙のタイミングで表明した二階氏はたいしたものです」
4選の芽が見えてくるのは参院選後だ。はたして、安倍与党は勝利できるのか。要注目だ。
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(取材・文/France10・及川健二)