下北沢駅に初のロボット駅員が就任 「ロボットが仕事」には賛否割れる
サクラ咲く季節。京王電鉄下北沢駅では初の対話型AIロボット駅員が誕生。新入社員として入社式に出席した。
昨今増えるAIロボットの運用。まだまだ浸透しきっていないものの、徐々にその活躍の場が増えている。そんな中、京王井の頭線下北沢駅に、初のAIロボット駅員が誕生した。
■目指すは「駅長」
先日、京王電鉄の中央口で一足早い入社式が行われた。そこには、頭に駅員帽をちょこんと乗せ、まんまる目で丸みのあるフォルムをした、とても愛らしい駅員が出席していた。これこそがAIロボット駅員の「下北沢レイ」だ。
下北沢駅の案内係として配属された、れっきとした京王電鉄の新入社員である。レイは、AI(人工知能)ロボット。利用客の多い駅でのサービス向上や、東京オリンピック時での使用を視野にいれ、試験導入されたという。
質問すると、音声とディスプレイで回答。運行情報や乗り換え案内、駅構内や周辺の案内まで可能だ。答精度はお客との対話が増えるほど上がっていく。ステップアップしていき、いずれは「駅長」を目指しているとのこと。
また、名前の「レイ」はゼロからスタートするという意味が込められているという。人間の新入社員と同じく、最初はミスがあるかもしれないが、ここはやさしく成長を見守っていきたい。
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■多方面で活躍するAIロボットたち
AIロボットの運用は飲食店などでも行われている。ポタージュスープを使ったラーメンが人気の「THANK(サンク)」では、AIロボットによる「顧客おもてなしサービス」を導入。
一度来店したお客の顔をロボットが覚え、顔パスサービスを行うというものである。昔ながらの密な人間関係を、ロボットを介して築こうという、画期的なアイデアだ。
また、居酒屋「くろきん神田本店」では、飲み会にロボットを参加させ、一緒に会話ができる「ロボット席」の運用をおこなっている。可愛らしい外見を見ながら、プライベートな話でも気にせずできるということで、お酒の席が盛り上がりそうだ。