『iroha』イベントで実感 「ピンク=女子の色」というステレオタイプはもういらない

27日、発売を記念したトークイベント「Talk About Pink~いつからピンクは女子の色?~」が開催された

2019/03/29 07:30



■「ピンク=女の子」の根深さ

日本においての「ピンク」は…、1950年代にはわいせつなイメージが強く、女の子は白と赤といったイメージが強かったようだ。1960~1970年代に流行したが、その後1980年代にはパステルカラーのピンクも人気だったがアニメなどの影響で「ぶりっ子」とのイメージも。

1990年代~2000年代から、サンリオの人気キャラクターであるハローキティのテーマカラーが赤からピンクへ変更。大人っぽさも感じる「シャイニーピンク」はコギャルに受け入れられることで、ぶりっ子というイメージを打破。

ピンク=女の子と根付いてしまうまでの歴史や経緯を掘り起こせば、もっと根深い問題が出てくるのだろうが、ざっくり振り返っただけでも、ピンクに振り回されていることがうかがえる。


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■ピンク=女性らしさの象徴=呪縛

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おもちゃやベビー服など、女児向けの商品のカラーはピンクが多い。戦隊モノだって、女性はピンクだ。

無意識に「ピンク=女子の色」という認識が広まってしまったことから「ピンクが好き」と言えば「女の子だからね」と言われ、「ピンクが嫌い」と言えば「女の子なのに、変わっている」と言われることもある色だ。

幼少期からこのモヤモヤと違和感を抱えている人や、「女性らしさ」の象徴として使われるピンクは、女性を抑圧し呪縛になっている人も少なくない。


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■「ピンク」に捉われない生き方を

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ランドセルの色も、多種多様なこの時代。イベントでは「もっとフラットにピンクと付き合う」ことの大切さ、重要さを改めて実感した。

社会から押しつけられたピンクではなく、自分が好きなピンクを身につけて、テンションあがればそれでいい。もちろんジェンダーも関係ない。

自分らしく生きようとする人を窮屈にさせるステレオタイプに、耳を傾ける必要はないのだ。

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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳

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