「人生で恐れるものなんて何もない」 線路で自撮り中にはねられた女子高生が死亡
ロシア・オルスク市で、線路で自撮りをしていた女子高校生が列車にはねられて死亡する事故が発生。
■事件を受けての行政の動き
ロシアでは自撮りによる死亡事故が多発しており、地元の警察や自治体では危険を冒してまで自撮りをする若者への警告や、保護者に対する注意促進の動きを活発化させている。
鉄道警察の捜査官は、地域の保護者に対して「若者が立ち入り禁止の看板を無視して、線路に立ち入る事象が数多く発生している。子供たちに鉄道と線路の危険性を教えてほしい」と発表。
ここ最近、中学生2人が線路に侵入して感電する事故が起こったばかりであることを公表した。また、オルスク市の社会政策担当者は「命の危険を感じた時、子供たちがそれを表明できるような社会にしたい」とコメントした。
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■ネット上では自撮りへの批判が噴出
今回の報道に対するネット上のコメントには、自撮りをする若者への批判が多く見られた。
「こんなバカげた行動で命を落とすなんて。親から何を習ったの?」
「列車の運転士が気の毒です。自撮りブームの犠牲者の一人」
「スマホの中毒性について正式に認められるべき」
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■自撮りは自意識の表れ?
しらべぇ編集部が全国の20~60代のSNSユーザー637名を対象に「SNSの自撮り」について調査を実施したところ、全体で約4割の人が「SNSの自撮りは自意識過剰だと思う」と回答した。
今回の事故は被害者自身が招いたものであるとの批判も多い。自撮りを介した自己顕示欲の発露に加えて、思春期特有の「何でもできる」「自分だけは大丈夫」という絶対感が引き起こした悲劇ととらえることもできる。
正しい自己表現の方法を見つけられるように周囲の注意喚起と指導も必要だったのではないだろうか。同じような悲劇が繰り返されないことを願う。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代のSNSユーザー637名(有効回答数)