愛子様を天皇にしたら日本は独立する! 『ゴーマニズム宣言』の小林よしのりが喝
過去に8人・10代存在した女性天皇。その中には偉大な足跡を残した天皇も多いと小林氏は語る。
漫画家の小林よしのり氏は、天皇・皇族を言論界で語るには欠かせない重要な人物だ。『天皇論』『昭和天皇論』『新・天皇論』を上梓し、どこかの学者よりも、専門的な知識に秀でていて、エンターテインメント性に優れている。
今は新しい『おぼっちゃまくん』(幻冬舎)、『ゴーマニズム宣言』(扶桑社)、『よしりん辻説法』(光文社)、『大東亜論』(小学館)に計4本を連載するほど、活躍中の大物。
還暦を過ぎたよしりん先生に、女性宮家や女性天皇について聞いてみた。
■皇太子不在時代へ
———今年の一般参賀に皇族がおでましになるのを見て、もし、女性宮家や女性天皇を認めなければ、女性皇族はご結婚なさり、皇籍離脱され、悠仁様が即位される頃は、悠仁天皇と皇后陛下の二人しかおでましにならない、そういう寂しいイメージが脳裏に浮かびました。
小林:誰も周りにいなくなっちゃうってことになるよね。だいたい令和になったら、皇太子殿下はいなくなるからね。皇太子なしの時代に入っていくわけです。
秋篠宮殿下をなるべくそれに近いような名前「皇嗣殿下」っていう名前にして誤魔化そうっていう風に保守の連中は思ってるのかもしれないけど、新天皇と皇嗣殿下が歳が近すぎますからね。
これでは、祭祀の継承がどうにもならんじゃない。できるわけがない。基本的に祭祀の継承は、一子相伝だから子供に継がせなきゃいけない。けど秋篠宮殿下では、できないではないですか。
「祭祀はどうするの?」ということになっていくよね。どうするつもりなんだろうね。さっぱりわからない。
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■次世代だから未来を感じる
「次の世代への安心感」が皇室への敬意につながる、と小林氏は語る。
小林:皇太子殿下というのは次の世代だから、未来を感じるわけですよ。でも秋篠宮殿下は歳が近すぎるから未来を感じることができない。世代が一緒だからね。
やっぱりその次の世代もいる、皇太子殿下がいるっていう安心感で、皇室への敬意が続くわけですよ。「悠仁様がいるからいいじゃないか」って人もいますけど、皇太子じゃないから祭祀の継承はどうしようもないですね。