最も尊敬できると思う戦国大名ランキング 1位は戦乱の世を終わらせた…
戦国時代を生きた大名のなかで「最も尊敬されている」人物は誰?
■4位・3位:伊達政宗/上杉謙信
仙台藩初代藩主の伊達政宗が4位。豊臣秀吉や徳川家康に臣従しながらも強い力を持ち、恐れられていた正宗。天下取りのため挙兵する選択肢もあったが、家臣に留まったことはご存知の通り。
そんな正宗は晩年地元仙台の発展に尽力し、現在も仙台は東北随一の賑わいを見せる。その影響もあり、東北地方の住民は17.4%が「伊達政宗が最も尊敬できる戦国大名」と答えている。
3位は越後の大大名で、軍神と呼ばれた上杉謙信だ。武田信玄や織田信長も倒すことができなかった戦闘力は、戦国随一といわれる。
強大な力を持ちながら、野心ではなく「義」を重んじ、塩不足に困ったライバル武田信玄に塩を送る温情を見せたこともある謙信。その情に厚い生き方が評価されているのかも。
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■2位・1位:織田信長/徳川家康
強大なリーダーシップと常識にとらわれない発想で勢力を拡大した織田信長が2位に。残忍な振る舞いもあっただけに嫌う人もいるが、有力大名を次々と倒した力を評価する人が多い。
「織田信長が最も尊敬できる」と答えた人を年代別に見ると、10代男性の割合が39.2%と極めて高い。信長を取り扱ったゲームの影響もあるのだろうが、若者はその強烈なリーダーシップに憧れを抱いているようだ。
名だたる戦国大名を抑えて1位になったのは徳川家康だ。人質から始まり、豊臣秀吉に臣従せざるを得なくなるなど、「忍耐」を要求されることも多かった家康。我慢に我慢を重ねるとともに、信長や秀吉の政治を観察し、江戸幕府に活かした。
そんな我慢強さと、200年続く江戸幕府の根幹を1人で考え抜き、実践した知能。その功績や、尊敬される要因だろう。
徳川家康が1位となった「戦国大名のなかで最も尊敬されている人物ランキング」。400年以上経った現在でも神君・家康は多くの人から尊敬されている。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
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