幸せ論争に終止符? 未婚は人生損なのか、既婚者の約8割「そんなことない」
生き方に多様性のある現代。それでも適齢期になれば結婚をせかされる人もいるだろう。未婚は人生損なのか既婚者の回答は…
ひとむかし前までは、適齢期になれば結婚は当然と考えられていた。そのせいか、生き方に多様性がある現代でも、20代後半になると、親戚や会社などから結婚をせかされる人もいるだろう。
メディアなどでも「結婚をしなくても幸せな人生」といった記事を見かけたかと思うと、「結婚しないと老後は不幸せ」などといったような、相反する考えが乱立しているなど、結婚に対する考え方に、ねじれが生じているようにも感じられる。
また、既婚者 vs 未婚者で、どっちが幸せかと対立する話もしばしば…。
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■男性は「結婚=幸せ」?
そこで、しらべぇ編集部では、全国20~60代の既婚者の男女817名を対象に調査したところ、全体の18.6%が「結婚していない人は人生を損していると思う」と回答した。「未婚は損」と思う人はわずか2割弱という結果だ。
なお、男女別では、男性は22.4%、女性は16.9%と、男性のほうが結婚に幸せを感じている人が多いのか「未婚は損している」と思う人の割合がやや高い傾向だ。
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■女性の幸せは多様?
男女年齢別で見ると、どの年代も「結婚していないと人生損している」と思う人は、圧倒的に男性のほうが高い割合。とくに30代男性は30.6%、50代男性は30.2%と、とりわけ高いポイントだ。
30代男性は、結婚したばかりで「新婚ならではの幸せ」を感じている人が多いのかもしれない。また50代男性は、子育てがひと段落した人も多いのだろうか。結婚、ないしは「家族の幸せ」をちょうど感じている世代なのかも。
反して、女性はいずれの年齢層も2割以下。むかしに比べて変わったとはいえど、今でもまだまだ女性が家に入る夫婦は多いだろう。家で鬱屈し、結婚だけが幸せではないと思う人もいるのかもしれない。
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■幸せにお金は大切
一方、年収別では高収入の1000万円以上が34.4%と、一番高い割合。「結婚は好きだけではできない」などというが、やはり裕福なほうが心にゆとりができ、幸せを感じる人が多いのだろうか。
幸せや損得を何と定義するかは個々で違うもの。長い歴史を見ても、これだけ衣食住が確保でき、自由に生きられる人が多い時代は珍しいのではないだろうか。せっかくの人生。常識といわれる不透明なものに振り回されず、心の損をしない人生を選んでいきたいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の既婚者の男女817名 (有効回答数)