使用実態は1割ほど… 環境省が「日傘男子」を推奨する理由を取材した
日傘男子を激押しする理由とは じつはストレス軽減にも…
UVケア商品のポスターやテレビCMなども目立ち、紫外線が強くなり始める5月。環境省は、男性にも日傘を勧めるキャンペーンを開始した。
日傘というと、夏に女性がお出かけする際は必需品といったイメージもあるが、今回はなぜ男性なのだろうか。しらべぇ取材班は環境省と日傘を販売する百貨店を直撃した。
■日傘男子の実態は…
国が日傘を勧める一番の理由は、夏に続出する熱中症を防止するため。実際、環境省が男性6名を被験者に実験した結果、「帽子のみの場合」と「日射を99%遮る日傘を使った場合」では、後者のほうが約17%汗をかく量が減少することが分かった。
しかし、男女別の日傘使用実態について聞いたところ、同省の調査では、女性の約7割が使用しているのに比べ、一方男性の1割強程度とかなり少ないのだという。
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■百貨店は昨年の2倍仕入れ
また、場所柄ビジネスマンの利用も多い大丸東京店に男性用日傘の売れ行きを聞いたところ、とくに昨今は好調なようだ。
「昨年あたりから男性の日傘の問い合わせが出てきまして、今年は昨年の2倍近い商品数を揃えました。折りたたみや長傘、軽量タイプなど用途に合わせて選べますし、晴雨兼用や雨晴兼用が基本です」