茂木健一郎氏、運動会の組体操に「教育的意義は皆無」 実施予定の小学校に直撃取材

組体操の7段ピラミッドは果たして安全なのか 東大阪市を直撃したところ…

2019/05/30 19:40



■実施する学校長の回答は…

しらべぇ編集部は、6月2日に組体操を実施予定の東大阪市立森河内小学校の校長を直撃。

この小学校では6年生全員で「5段か6段のピラミッド」を実施する予定。なお、一番上の児童が約3メートルの高さになるタワーは、選抜メンバーの1組15人体制で計3組行われるそう。校長は、地域やPTAとはしっかり話をしていると語る。

「PTAや地域の人たちと組体操開催について充分協議してきた。PTAにアンケートを取ったが、組体操開催に疑問をもっているのは一人だけだった。


当日の気象条件次第では、中止やプログラム変更もあることを事前に通知している。安全面に充分配慮して実施するつもり」


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■茂木氏「教育的意義は皆無」

未だに組体操を実施している学校があることについて、脳科学者の茂木健一郎氏は「組体操をやる教育的意義は皆無に近い」とブログやツイッターで発言している。

また、「組体操より有意義でたのしそうな競技があったら、つぶやいてみてください!」と組体操の代替案を求めるツイートも。


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■組体操中止派は4割弱

世間は組体操実施に対してどう考えているのだろうか。しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,400名を対象に調査したところ、全体の36.5%が「運動会の組体操は他の競技に差し替えるべき」と回答した。

組体操は運動会の花形競技のひとつでもあり、危険に身を晒す子供たち以上に観客や親たちが期待している側面は否めない。

組体操

学習指導要領にも実施することが明記されていない組体操や騎馬戦が本当に必要なのか。真剣に議論し、改善する時期だ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2015年9月25日~2015年9月28日
対象:全国20代~60代男女1400名
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