会社で堂々と寝る姿が話題に 昼寝用フード付きブランケットが人気の福岡市を直撃取材
会社で昼寝はどのような効果をもたらすのか 関係各所を取材
今、昼寝が注目されている。昼寝をすることにより、眠気や疲労の回復、午後の作業効率の向上につながるからだ。午後の眠気は体のリズムであり、⼈間の⽣理現象。
⼈間が持つ体内時計は、眠りと⽬覚めをスムーズに切り替え、ホルモン分泌や⾎圧、体温などを調整している。14〜15 時 に眠くなるのは⾃然なことなのだ。
この昼寝を堂々と会社で行おうという取り組みを福岡市が始めた。しらべぇ取材班はこの取り組みを探るべく、関係各所を直撃取材した。
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■睡眠を充分に取るために
福岡市は人生100年時代へのチャレンジとして、「福岡100プロジェクト」を行っている。「栄養・⾷⽣活」「運動・ ⾝体活動」「休養」は、健康のための3要素。これらを柱とした様々な事業を展開中だ。
今回は、休養にスポットをあて、休養のための重要な要素になる「睡眠を充分に取るプロジェクト」を開始した。
福岡市における睡眠で休養が充分に取れていない人の割合は、2016年度男性30.9%、女性33.5%。2020年度の目標が男性24%、女性25%。これを達成するために、睡眠を科学する西川とタッグを組んだ。
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■「堂々昼寝宣言」
東京の西川本社には「ちょっと寝ルーム」が存在する。ここで従業員が12時~15時の間に、15分から20分の昼寝をすることができる。このルームには、昼寝に最適な傾斜30℃の本格的ベッドを設置。
こういった眠りの質の改善を研究するノウハウを生かし、福岡市にフード付きブランケット1,000枚を無料提供した。このブランケットを福岡市の企業に使ってもらったり、眠りのセミナーを開催したりという取り組み、それが「#PowerNap」~昼寝でチャージ~だ。
PowerNapとは、短時間の昼寝を意味するナップとパワーアップの語感を合わせた造語である。