山田孝之、約5年半の密着を回顧 「NGは?」と聞くと最高の回答が返ってきた
山田孝之の約5年半にわたる活動に密着したリアルドキュメンタリー映画『No Pain,No Gain』が「dTV」で配信される。
俳優・山田孝之の約5年半(2013-2019)にわたる活動に密着したリアルドキュメンタリー映画『No Pain,No Gain』のブルーレイ完全版が7月1日に発売される。
映像配信サービス「dTV」では、ブルーレイに収録される240分と、劇場公開前日に密着したオリジナルドキュメンタリーを合わせて独占先行配信。それに伴い、山田に同作についてインタビューを行なった。
■作品に対して今思うことは
新宿シネマカリテで単館公開され、公開前日に行われた先行上映会を含め、10日間連続の満席が続く好スタートを記録した同作。
約5年半と長期にわたる密着の末に完成した作品について、山田は今改めてどのような思いを持っているのだろうか。
山田:最初は5年間というのは決まっていなくて、「密着する」ということだけ決まっていたのですが、この企画を聞いた時期は、自分の中でいろいろな仕事をやっていこうという思いがあったので、それに密着してたくさんの人に見てもらえたら楽しんでもらえるんじゃないかなと思いました。
密着してもらっている中で、苦悩する姿などもカメラに収められていますが、「こういう姿を見てもらうことで、勇気が出てくる人もいるかもな」と。
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■「人間・山田孝之」の苦悩
作品の中では、総撮影時間500時間を超える膨大な素材の中からまとめ上げられた、「人間・山田孝之」が苦悩と葛藤する姿が躊躇なく、さらけ出されている。
山田は自身のそうした姿を通して、同作を観た人たちが目標に向かって進んでいく後押しができればいいと考えているという。
山田:1人の人間の生き方を見せているだけなので何を感じるかは人それぞれだと思うのですが、この作品を世に出す意味として「少しでもいいから希望になったらいいな」という思いはあります。
希望というのは、人生を楽しむためにはそれだけの努力や苦悩が伴うけれど、その途中でいろんな仲間ができて一緒に目標に向かっていくことで絆が深まるし、達成した時に喜びが待っている。そういったことは伝えられるんじゃないかなと思いますね。
僕は体力は凄くあるほうですが、見てもらったらわかるようにメンタルは強くないので。
でも、1人では無理だけど目標に向かっている中で同じ方向に向かう仲間が必ず見つかるから、その仲間と協力し合っていけばなんとか乗り切れると思うので、「諦めたり挑戦しないということはもったいないんじゃないか」って思います。