子供の誤飲ツイートが話題に… ものによっては「全身麻酔の手術で摘出」のケースも
誤飲に関する現状を取材すると、危険性が見えてきた…
幼い子供は、何にでも興味を持ち、それを口に入れてしまいがち。そんな誤飲で救急病院に行った際のあるツイートが話題を呼んでいる。しらべぇ取材班が、関係機関を直撃した。
■ヤバいのは磁石とボタン電池
その話題のツイートがこちら。夜間の救急病院で言われたことがまとめられており、その内容は「針金が胃に刺さることはまずない」「画鋲を飲み込んだとしても、胃には刺さらない」など。その中には「ヤバいのは磁石とボタン電池」とも記載されていた。
娘が2センチの針金を飲み込んだ。
夜間の救急病院で言われたことまとめ
①針金が胃に刺さることはまずない
②例え画鋲を飲み込んだとしても、胃には刺さらない
③これらは必ずう●こと出てくる
④肛門も傷つかない
⑤ヤバいのは磁石とボタン電池以上、診察代8,640円也。
— タニシタ✏︎執筆屋さん (@nyunyom) June 22, 2019
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■手術が必要なケースも…
しらべぇ編集部が国民生活センターを取材したところ、医療機関ネットワークには、2010年10月以降2018年3月末日までに子供による磁石の誤飲事故の情報が、124件寄せられているそう。
具体的な事例として、クリスマスプレゼントとして2種類の磁石セットを購入。マグネットボール(直径3mm)を5個誤飲したところを保護者が気づいて受診すると、レントゲンで消化管内に5個連なっていることが確認された。
翌日も磁石は移動しておらず、紹介先の病院で内視鏡検査を実施したが、 胃内になく再度経過観察となる。その翌日もやはり移動がなかったので手術を行ったところ、磁石は2個が胃壁から、3個が小腸から壁を穿通。磁石を摘出し小腸の穿孔部を縫合した。
国民生活センターは、磁石の誤飲、特に複数の磁石(または磁石と金属)の誤飲には十分注意し、 誤飲した可能性がある場合は直ちに医療機関を受診するようアドバイスしている。