「俺はそこに君臨していたい」 “戦い続ける”アーティストAK−69が描くHIP HOPの未来
ソロデビュー15周年イヤーを迎えるAK-69にインタビューを実施。Hip-Hopにかける思いを聞いてきた。
「HIP HOP」。音楽シーンに詳しい人ならともかく、メジャーな楽曲のみを嗜む人とっては、なかなか触れ合う機会が少ないジャンルかもしれない。そんな中で常に上を目指し、進み続けてきたアーティストがいる。その名もAK-69。
アンダーグラウンドから始まり、HIP HOPの頂点にまで登り詰めた彼が今年「ソロデビュー15周年」を迎えようとしている。どのような思いを抱き、活動を通し何を伝えようとしているのか。本人に迫った。
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■「AK-69の日」にライブ
インタビューを実施したのは6月9日、そう、奇しくも「“AK-69”の日」。その日、彼は『69PARTY』と題されたライブイベントを主催していた。
リハーサルのため、関係者しかいないフロアでステージに登るAK。流さずに本番さながらの熱量で歌い上げる姿に、今回のイベントにいかに力を入れているかが窺える。ピリついているであろうリハーサル後、取材を引き受けてくれたことに感謝を述べると…
AK:今日は出ずっぱりで忙しい。ライブはもちろん、お客さん、ゲストにも気を遣って……あとしっかり酒も飲むからね(笑)
とやさしい笑顔。なお、リラックスしているものの気合は十分だと語る。
AK:コンディションもバッチリ。武道館の休暇明け一発目のイベントなので、気合い入れて行かないと。
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■日本でも海外らしさを
イベントが開始されると超満員の人だかり。DJが場を温め、ゲストアーティストが観客を沸かす。開始早々から盛り上がりをみせるが、それはAKが徹底して意識した「海外を意識した演出」が効果を発揮したからだろう。
AK:いつものようにライブを見に来てもらうだけじゃない。ちゃんとした派手な箱(クラブ)で、VIPのテーブルがあって、フロアがあってっていう図式の中で著名人がシャンパンを豪快に抜きまくる。
お客さんもVIPも一緒に盛り上がって、そこにイケてるDJがスピン。日本はそれをダメなこととしてますけど、全然いいと思うんですよ、夢がある。
ずっとこういうイベントをやりたかったけど、なかなか機会がなくて。クラブに遊びに来る楽しさを改めて知ってもらいたいのと、日本のHIP HOPでもこういうラグジュアリーなパーティーができるっていうことを知ってほしかった。
実際にフロア内には海外のクラブを連想させるVIP席があり、時にはショーガールがテキーラを配る演出もあった。