子供が犯罪に手を染めたら縁を切る? 若年層と高齢層で親の責任感に差も
罪を犯した場合、被害者や被害者家族だけでなく加害者家族も傷つくことになる。
芸能人の子供が犯罪に手を染めた場合、親である芸能人が活動自粛や謝罪会見をすることも多く、そのたびに議論を呼ぶ「親の責任」問題。
成人した子供が罪を犯した場合家族は関係ないという意見がある一方で、犯罪に至るまでの養育環境などが問題になることもあり、意見が分かれるところだ。では実際、世間の親たちは子供が犯罪に手を染めた場合、どのような対応にでるのだろうか。
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■2割弱「縁を切る」
しらべぇ編集部が全国10〜60代の子供がいる男女687名を対象に調査したところ、全体の18.5%が「自分の子供が犯罪者になったら縁を切ると思う」と回答した。
なお、男性18.8%、女性18.2%と、男女間で大きな差は見られなかった。
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■若年層と高齢層で差も
また、この調査結果を男女年代別に見ていくと…
もっとも割合が高かったのは10代男性で33.3%。30代男性が31.6%、20代男性が28.6%で続く結果に。女性においても20代が27.8%、10代が20.0%と、男女ともに若年層の割合が高いのが特徴的だ。
また若年層は男性の割合が高いのに対して40代60代などは女性のほうが割合が高くなっている。まだ子供が小さい若年層よりも子供を育て上げた高齢層のほうが、育て方の問題だと感じ責任を取ろうとする人が多いのだろうか。
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■年収1000万以上が突出
さらに、この調査結果を年収別に見ていくと…
男女年代別に見た際に若年層の割合が高かったのにも関わらず、年収1000万以上の高収入層の割合が突出して高いのは大変興味深い。家族が犯罪に手を染めた場合、同じ地域に住み続けることが難しくなるなど、今まで通りの生活を送るのは難しくなるだろう。
年収1000万以上の人たちは、築き上げてきた社会的地位を失う可能性を危惧する傾向があるのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の子供がいる男女687名 (有効回答数)