中学生がマンションから転落死 いじめが疑われる事件に「また保身か…」の声
中学生がマンションから転落死した原因はいったい何なのか…
■文科省児童生徒課の見解は…
岐阜市の中学校が実施した「生活アンケート」はいじめアンケートといえるのか。文科省の見解を聞いた。文科省児童生徒課は、
「いじめアンケートとは、具体的ないじめ事例などを掲載しながら、こういったことがなかったかなど、いじめがあるか丁寧に確認するもの。生活アンケートとは別様式のものを当然考えるべき。
文科省はいじめのアンケート様式について以前から示しているし、2018年9月にはいじめ対策に係る事例集を出して、その中に具体的な質問事項やアンケート用紙の形式を掲載している。今後第三者委員会などでこのアンケートが適切かどうか検証されるだろう」
と回答。当該中学校の教頭は「いじめアンケートを実施していたかどうかについては、回答できない」と取材に答えた。
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■また保身か!?
ネット上ではまた保身かという意見があがっている。
「普段から心通わせていて、微妙な変化に気づけるかが勝負です。保身第一に考えて動く学校には調査能力はありません。事が発覚しても、如何にして押さえ込み、何も無かったことにするかが優先されて、子供の心は置き去りです」
「こういった問題を調査する場合はまずいじめの可能性が一番高いと思って取り組むこと。そうでないとなかなか問題が明らかになりません」
「教室から廊下から全てのカメラをつけるべき。もう学校に警察が乗り込んでくるのが普通にならないとどうにもならないよ」
第三者委員会が設置され調査しても、結局遺族や被害を受けた保護者から「事実とは違う。嘘がある」という意見があがり、再調査するという流れも止まらない。「隠蔽、保身」そして生徒の心はほったらかしの状態が、日本各地で続いている。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)