「令和世代の発想」 ゆたぼんくんの「電卓で調べれば良い」発言に賛否
不登校ユーチューバーという新ジャンルを開拓したゆたぼんくん。勉強に対する独自の理論が話題に。
様々なタイプの配信者が動画をアップするユーチューバー業界は、まさに百花繚乱。大食い、商品紹介、ゲーム実況などが有名どころだが、「不登校ユーチューバー」という新ジャンルを開拓した少年ユーチューバー・ゆたぼんくんが再び注目を集めている。
■電卓さえあれば良い?
ゆたぼんくんと言えば、「おれが自由な世界を作る」「人生は冒険だ」といったメッセージを多数発信中の「少年革命家」。「不登校は不幸じゃない」というスローガンのもと、学校や教育に対する思いの丈を語った動画を多数アップしている。
10日放送の『AbemaPrime』(AbemaTV)にはゆたぼんくんの父親・中村幸也氏が出演。ゆたぼんくんの近況について語ってみせた。
番組内ではさらに、ゆたぼんくんが現代の教育に対して持論を展開するVTRも登場。学校で算数や漢字を学ぶことに対して「電卓で調べたらええだけやし」「漢字はググったらええだけやろ」とコメントし、学校へ行かなくても勉強はできると主張している。
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■賛否両論を招いた主張
歯に衣着せぬ発言で切り込むゆたぼんくんのメッセージは、賛否両輪を招きがち。今回の発言を受けてネット上では…
「学校へ行かないでも勉強できるのは正論」
「何も考えずに学校行くより、『学校へ行く意味はあるのか?』って自分の頭で考える方が健全だと思う」
「令和世代の発想っぽいな。どんな大人になるか楽しみ」
といった声が上がっている。しかし、疑問に思う人も少なくないようで…
「電卓の計算だけじゃすぐに限界がくるぞ」
「入試の時にも電卓とパソコン持ち込む気なのか?」
「学問の基礎知識が無いと、ググっても検索結果が正しいか考えられなさそう」
など独自の持論に対する反対意見も多く見られた。
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■じつは使いこなすのが難しい
ゆたぼんくんの例に出てきたように、身近なアイテムというイメージが強い電卓。しかし「足す」「引く」などの四則計算はともかく、「M+」や「MRC」といったキーの用途を知らない人は多いのでは。
しらベぇ編集部が20〜60代の男女1,340人を対象に調査したところ、「電卓の機能を使いこなしている」と答えた人は全体の14.3%。シンプルな計算ツールのようで、使いこなすのはなかなか難しそうだ。
独自の視点から放たれる主張が持ち味のゆたぼんくん。果たして次はどんなメッセージで視聴者を驚かせてくれるのだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
対象:全国20代~60代の男女1340名