県立高校職員が同僚職員と校内の倉庫で数回性交 「同意はなかった」
滋賀県の高校で驚愕の事態が発生。被害に遭った女性職員が知人に相談したことがきっかけで発覚した。
教諭の不祥事が相次いでいるが、今度は滋賀県の学校職員による不祥事が起きてしまった。その実態を探るべく、しらべぇ取材班は滋賀県教育委員会を直撃した。
■学校職員を懲戒免職処分に
滋賀県教育委員会は、6日県立高校に勤務する30歳代の職員を懲戒免職処分にしたと発表した。
県教委によると、この男性職員は同僚の女性職員に、2018年8月ごろから2019年3月までのあいだ、高校内で勤務時間中に女性職員の胸や尻などを触ったほか、高校の敷地内の倉庫で数回性交したという。
この職員から相談を受けた女性の知人が「このようなことは学校に報告しなければならない」とアドバイス。その後、学校に報告したため事実が発覚した。
県教委の聞き取りに対して、女性職員は「同意はなかった。断ることができずに仕方がなかった」と話したという。女性は警察に相談したが、被害届は出していないそう。
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■理由については把握していない
女性職員がなぜ被害届を出していないかについては、県教委は把握していないという。男性職員も同意がなかったことについては認めている。
男性職員は「仕事の相談を受け、親身になるうち、調子づいてしまった。女性を傷つけてしまい、反省している」と話したという。女性職員は今後も勤務を続ける意向。
この高校の生徒への被害はないという。この職員が勤務する校長に対しても、県教委は6日付で文書訓告の処分を行った。