張本勲氏、投手の練習論を力説 「故障寸前までやらないとダメ」
ノーヒットノーランを達成した千賀滉大投手から、話題は練習論へ…
8日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がプロ野球の投手など、スポーツ選手の練習論について独自の見解を示し、賛否両論となっている。
■練習について持論
張本勲氏は6日の千葉ロッテマリーンズ戦でノーヒットノーランを達成した福岡ソフトバンクホークス・千賀滉大投手について「今、日本一の投手。フォークボールがとくに良い」と絶賛する。
そして千賀投手が育成選手から這い上がりエースとなったことについて触れ、
「この人は育成でしょ。練習から這い上がったのですから。スポーツ選手はね、もうこの人(早稲田大学・サントリーラグビー部元監督清宮克幸氏)は監督やってましたけどもね。やっぱり倒れるぐらいまで練習しないと。故障する前ぐらいまで投げないとね、こんな良いピッチャーになれないんですよ」
と力説する。
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■ヒートアップし練習の重要性を力説
さらに張本氏はヒートアップし、
「素質があってね、大事にされ、楽にして、素質通りに伸びて大成して、何千万何億の選手になれると思いますか? なれませんよ」
とまくし立てる。続けて、
「3年後の稽古。相撲取りは3年後に強くなるためには今足りるくらい練習しなきゃ」
と力を込めた。この勢いに関口宏は「だいぶ力入ってましたね」と驚きとも嫌味とも取れるコメント。また、ゲストで早稲田大学・サントリー・ヤマハのラグビー部を優勝に導くなど豊富な経験を持つ清宮克幸氏は、笑って聞くのみで、張本氏の持論にコメントしなかった。