神戸市の小学校教諭4人が同僚に暴行 激辛カレーを目にこすりつけ…

神戸市の小学校で教師4人が同僚教師に暴行を行ていた波紋が広がる…

2019/10/05 07:40


教員
(paylessimages/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

神戸市教育委員会は、2018年頃から神戸市立東須磨小学校の教員間において、身体的な暴力や暴言、性的ないやがらせ等を内容とするハラスメント行為が行われていたことが判明したと発表した。しらべぇ取材班は、教育委員会から詳しく話を聞いた。


■暴力行為などを認定

教委によると、加害者は複数名(30~40代の男性3人、女性1人)おり、ハラスメント行為の内容に個人差はあるものの、学級担任等の同校における業務を外すことにしたという。そして、ハラスメントの内容としては次のようなものがあったと報告されている。

・身体を叩く、足を踏む等の暴力行為


・性的な内容を含む人格を侵害する言動


・送迎・飲食等の強要、被害教員所有物の器物損壊等の嫌がらせ行為


具体的には、男性教員を羽交い締めにして激辛カレーを目にこすりつける、ポンコツの意味で「ポンちゃん」と呼ぶ、男性教員の車を傷つける、無料通信アプリLINEで他の同僚教員に対して、わいせつな内容を無理やり送らせるなどがあったという。

また、現在、教委が把握している被害者は、20代の男性教員以外に3人おり、全て20代で、男性1人、女性2人。


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■校長はすべてを把握しておらず

一連の行為について、同校の管理職は今年6月ごろ、別の複数の教員からの相談をきっかけに把握し、加害側の教員を指導。

市教育委員会には、7月に「人間関係のトラブルで解決済み」などと報告したという。しかし、被害教員が心身の体調を崩し、学校を休まざるを得ない状況になった。

そして被害教員の家族からの申告を受け、他の教員が聞き取りを行ったところ、続々と新事実が発覚。その後教委が裏取りを行い、全てが事実であることが判明したとのこと。

加害教員に対しては、「こんなことをして、教壇に立てるのか」などといった厳しい聞き取りを行ったところ、次々に学校を休み出したという。

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■刑事告訴も視野に
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