台風19号で八ッ場ダムに称賛の嵐 「治水事業に無駄などない」との声も
台風19号の影響で河川の氾濫が相次ぐ中、「八ッ場ダムが守ってくれた」の声
■継続決定の知らせ
2011年12月22日、前田国土交通大臣は、国交省政務三役会議において「八ッ場ダムの建設継続」を決定したことを発表。2013年5月15日に「利根川・江戸川河川整備計画」が策定され、「八ッ場ダム」が盛り込まれた。
ダム本体建設工事については、2014年8月20日に国が清水・鉄建・IHI異工種建設工事共同企業体と請負契約を締結。
2016年6月14日からコンクリート打設を開始し、2019年6月12日に打設完了式を開催。また、2019年10月1日には試験湛水(たんすい)が開始された。
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■54メートル水位が上昇
国土交通省関東地方整備局の速報によると、13日午前5時現在の水位は標高573.2メートルとなり、満水時の水位(標高583メートル)まで10メートルほどに迫った。台風によるダムの被害は確認されていない。
周辺では11日未明から13日朝までに累計347ミリの雨が降り、山間部から流れ込んだ水でダム湖の水位は約54メートルも上昇した。水没予定地に残された鉄橋も11日時点では見えていたが、完全に水の底に沈んだ。
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■八ッ場ダムがなかったら…
八ッ場ダムがなかったら、群馬県が終わっていたという声もあがっている。
「無駄な治水事業など無い」
「民主党政権のままだったら下流は今頃大洪水か」
「これで助かった命はたくさんあるんだろうな。現場の方、大変お疲れ様でした」
旧民主党政権が実施したパフォーマンス仕分けのようなものは、いらないものと言えるのかも知れない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)