土浦花火大会で不発弾落下し男性がやけど 「プログラム全て終えられず申し訳ない」
土浦の花火大会で昨年に続き事故が発生しけが人が出た…
■昨年も同様の事故が…
昨年もこの大会では、風に流された花火が不発のまま落ちて、観客の男女11人が顔や背中などに軽いやけどを負う事故があった。この事故では、スターマインの4号玉が打ち上げ地点から北に約200メートル離れた土手に落下し、大会は事故の約1時間後に中止になった。
市は再発防止策として独自の「花火大会開催基準」を作成。スターマインでは半径110メートルの保安距離を確保し、打ち上げ場所も5メートル移動させ、花火の筒の設置場所も10メートルせばめて60メートルとした。
これにより観客席から計15メートル遠くなり、昨年けがをした観客が入っていた河川敷の一部は立ち入り禁止に。
さらに、「打ち上げの筒が傾いていた可能性がある」とする事故の最終報告を受けて、今年は筒が傾いていないか事前に水平器で確認するなど安全対策を強化していた矢先だった。
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■花火は危険なもの
独立行政法人国民生活サンターには、「海上花火を見ていたところ、強風に乗って落ちてきた落下物で左眼を強打した」などのクレームが入っているという。そして、花火はもともと危険性をともなうものとしてうえで、業界に次のような要望を出している。
・ 被害の未然防止・拡大防止のため、品質をより一層向上させてください。
・花火の種類に応じた点火位置の明確化や事故が起こりやすい構造を見直すなど、事故事例の情報を積極的に収集し、一層の原因究明に努めてください。
主催者と業界が一体となって、事故対策に本気で取り組んでいく必要があると言えるだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)